一昨日の5月11日所用があって、阪急仁川駅近くに行ったとき、帰りに駅裏の弁天池に行ってみた。今年になってから何度か行ってみていたが、温かくなるにつれ、水鳥の数も少なくなり、今はもう、まったく姿が見えなくなり、わずかに2・3羽のカルガモしか残っていないようだった。池の周辺にスズメやカラスなどの姿は見られるし、その他の野鳥の姿や鳴き声を確認することはできるが、昨年の初冬頃に見つけて、たくさんの写真を撮らせてもらった水鳥の一種バンの姿は長いこと見かけなかった。だが、この日、久しぶりにその姿を見せてくれた。水辺のベンチに3時間ほど座り続け、そこから撮影したバンの写真は、200枚近くになり、その一部を、このブログに載せてみた。遠くの水面に見えたバンらしき泳ぐ姿が、だんだんと近づいてきて、ついに私のすぐ近くまできた。距離にして、3メートルほどである。
池のほとりの防護柵をすり抜けて、岸辺まで来ようとしているバンの姿。岸の上が安全かどうか、確かめているようだ。ついに岸辺のタイル舗装の親水公園の内側まで入ってきたバン。あとは、我が物顔で、餌を探していた。ベンチに座る私の足元近くまで、近づいてきた。防護柵の向こうでは、今年生まれたひな鳥が、親鳥を待っている。
親鳥が、ひなと一緒に対岸の葦原にある巣に帰っていく。