ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

かつて憧れたサウンドを極上のライブで楽しむ。

2011-06-22 18:18:53 | コンサート鑑賞
昨晩は久々にビルボード東京へ行った。
アーティストはマリーナ・ショウ(Marlena Shaw)で、
大昔、私がバンドをやっていた頃、
それこそレコードがすり切れるほど聴いた
お気に入りのシンガーだ。

プログラムは"WHO IS THIS BITCH, ANYWAY?" REUNION TOUR。
しかもバックはアルバムにも参加していた名人揃いで、
Chuck Rainey, David T. Walker,Larry Nash, Harvey Masonという最高のメンツ。

マリーナ・ショウは以前、銀座や吉祥寺に来日した際にも見ているが、
その時はJAZZばかりを唄っており、もちろんJAZZも最高だったが、
彼女本来の持ち味はやはりこっちのジャンルだろう。

メンバーが登場し、David T. がさっそく指ならしをすると、
ほんのわずかなフレーズなのにもう彼の雰囲気満点で、思わずにっこり。

ステージが始まるとHarveyの調子がいまいちか?
まさか飲み過ぎ?
でもだんだん調子を上げてくる。
マリーナの声はまったく衰えていない。
2曲目にはなんとStreet Walking Womanの冒頭の会話をHarveyと再現してくれたし、
16ビートと4ビートが交互に繰り返されるあの複雑なサウンドもバッチリ。

その後もYou Taught Me How To Speak In Love、
Davy、Feel Like Makin' Love・・・・とアルバムどおりの盛りだくさん。

マリーナの表現力豊かなボーカルに、仙人のようなChuckがきちんとリズムを刻み、
Larry Nashがベーシックなメロディーを淡々と奏でてゆく。
そこにお茶目なDavid T.の隠し味と、ワイルドなHarveyのグルーブが・・・ 。

決して打ち込みでは作れない、「生の音楽」の心地よさが充分堪能できたステージだった。








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