富山の有名人と言えば、藤子・不二雄さん・・・
イヤ、もっと有名な、こんな人たちに色んな所で出会えます。
では新潟寄りの富山から、京都よりの石川県・金沢市に移動します。
車で観光すると、通り過ぎてしまいますが、こちらも有名な所です。
この鳥居の先、階段上に見えるのは、日本様式ではなくて?・・・ここは台湾に来ているのか?
地元民から、お叱りを受けそうです、・・・ただ見慣れない建築様式で 中華?イヤ、南蛮?
このような様式は、かつての織田信長の安土城内にありそうです。
調べてみましょう・・・個性的な和漢洋の建物として明治8年(1875年)に日本人の設計で建てられたそうです。
尾山神社の神門として、目立つ存在ではあります。
この人が・・・加賀百万石の恩人、加賀藩 初代藩主:前田利家の騎馬像です。
豊臣秀吉が亡くなり、1599年62歳で前田利家も病死しています。
前田氏が亡くなると・・・豊臣グループ VS 徳川家康、やがて関が原での東西決戦と勢力争いの真っ只中
故前田利家公を秀吉のように神として祀りたいが、・・・既に秀吉の天下では無く
・・・二代目となった利長公は、神殿建立を強行して・・・家康に潰されたくはない・・・断念します。
代わりに卯辰八幡宮を建立し、物部八幡宮と榊葉神明宮を遷座し、ここに利長公の神霊を合祀された。
その後明治6年にこの地に尾山神社として社殿を新築したとあります。(尾山神社H.Pより)
平成10年に、正室の「お松の方」も尾山神社に合祀されました。
その後「お松の方座像」も設置され、この地で親しまれているようです。
お松の方の実母が、利家公の母の姉とのことで、利家とお松は従兄の関係でした。
・・・さて、この時期といえば・・・百万石まつりです。コロナで中止が続いていましたが
今年は(6/3-6/5)3年ぶりに実施されたようです。
過去の画像を探すと・・・2014年のまつりに、この地を訪問しておりました。
近年は、6月第1週の週末(金・土・日)実施です、梅雨の季節に何故?
前田利家公が、1583年6月14日に金沢城に入場されたのを記念して、6月とのこと。
加賀百万石まつりで、主役はもちろん前田利家公ですが
今年は西田さん、画像は、かつての原田龍二さん
ところで騎馬隊の中で目立つのは、赤いランドセルの騎馬武者です。
食料を背負っているわけではなく、エリートの証明として目立つ防具を背負って疾走したのです。
半球の骨組み(鯨のヒゲなど)に布を張って、背後から放たれた矢などから身を守る防具といわれます。
母衣(ホロ)と呼ばれ、織田信長の赤母衣9人衆の筆頭が前田利家、派手な赤は目立つ存在です。
もう一隊、黒母衣10人衆として、佐々成政らが編成され、どちらも織田信長のエリート親衛隊でした。
槍の名手として有名で、「槍の又佐」と恐れられたそうです。
では戻って、尾山神社から回り込んで進んでいくと、金沢城の金谷出丸と呼ばれる出入り口が
・・・金沢城の遺跡を調査していて、焼失したのを一昨年復元された場所に到着します。
真新しい鼠多門(ネズミタモン)橋の先に、黒い瓦の櫓が見えてきました。
通り抜けて城側から振り返ると
個性的な櫓です。
この一角を、金色のカエルが番犬よろしく守っています。
尾山神社境内にいろんな作家の彫刻が作品として展示されていましたが、
このカエルもかつて作品として展示された物で、買い取って神社に奉納された作品のようです。
さて、復元された鼠多門の先に広がっているのが、こちらも復元された庭園です。
1634年から庭園造りが始まり、明治期まで存続していたそうですが、廃絶となり
近年発掘調査と資料を基に整備され、2015年に復元されました。
奥に見えるのが石垣、池底から石垣の上までの高低差が、22m
金沢城公園のHPから、地図を借用しましょう。
下のオレンジのラインで進み、庭園を周回し、段落ちの滝やこちらの滝も立派です。
滝口は黒色の坪野石を混在させた珍しい石垣です。
さらに、こちらも見事な石垣です。いもり坂
鑑賞ポイントには案内板が立てられています。
色紙(方形)短冊積(縦長方形)石垣など、組み合わせも見事です。
滝の上部から・・・金沢城公園内に進みます
うっそうとした森の中に小道もあり、高台からの眺望、そして休憩
清潔な鶴の丸休憩館があります。
この館のガラス越しに見えるのは、橋爪門続櫓のようです。
他は割愛
周辺の石垣に張り付いて雑草を取り除く作業の方が、・・・こちらはトレーニングを兼ねて人気があるでしょう。
お昼は、近江町市場へ
ここの寿司屋は依然並んだ処だ などと軽く散策、コロナ後遺症で観光客は少なかった。
人気になりすぎて高価な食材 のど黒 をやはり食べたいので
横浜中華街かと思えるくらいに、看板が立ち並んでいます、市場の外れに進み、とある店で。
サーモンや
イカ墨の・・・
レモンでは
食後に、近くのひがし茶屋街で素敵なカップルに出会えたので、彼らの個人情報に注意しながら
御両人に同行しているカメラマンの前で、サプライズだったようで赤い糸を新郎が新婦に・・・
通りすがりに、その瞬間に遭遇した nnn 赤い糸が目に入った
そして二人の間で揺れる想い!・・・いや、何かが傾いている、
・・・斜め!斜め!と余計なことを・・・叫んでいたようだ。
気づいて彼女が手を少し上げてくれたと思う・・・
良かった! ・・・しかし、良くこんなアイディアが、そして実行に
創意工夫と自己主張、明るく行動力のある新婚さんに、幸せな楽しい未来が続きますことをお祈り申し上げます。