台湾、・・・羽田から3時間半、日本語が通じる国として多くの企業が早くから進出してきました。
(台北101 展望デッキから)
日本が70年前まで占領していた国・・・そして義務教育として、日本語を教えていました。
・・・日清戦争の結果、1895年清朝より下関条約によって台湾が日本に割譲され
・・・台湾各地に道路・鉄道・学校・・・多くのインフラが整備されました
このような建物や
各種建築物などなど
もちろん、台湾はよその国でした。
他民族が暮らしていましたがローマ帝国同様、侵略・領土拡張、資源の入手、統治に反発もあるでしょう。
人口は、約600万人、そこに日本の軍人・民間人・・・次々と移り
上記は、1920年の台湾、人口は、1941年でしょうか?
日本人:40万人、台湾人613万人、原住民16万人、総人口は、654万人とあります
これらのパネルは、台北:西本願寺広場の道路に面して壁面にデイスプレイしてあります。
このように
2004年にライオンズクラブが台湾の歴史として作成された物のようです。
日本語 教育学校などもあります
それから、半世紀・・・50年後に起こったことが
日本が連合国に敗戦、・・・その結果、中国大陸では反日抗争の中華民国が戦勝国側となります。
蒋介石の中華民国・南京国民政府軍が・・・台湾に上陸し、日本軍の降伏式典後、台湾を統治し始めた。
・・・台湾では現地の人々が、流れ込んだ中華民国軍を歓迎したが、
日本統治時代よりも傲慢で、腐敗した同胞連中に失望し、1947年2月28日、ニ・ニ八事件が起きます。
さらにその後、中華民国政府(中国国民党)は中国本土内で毛沢東の共産党との内戦に敗北し、
南京国民政府と敗残兵を引き連れ、中国本土から・・・台湾に逃げ込んだ。
・・・映画にもなったように、台湾では、「犬が去って、豚が来た」と・・・
1949年、中国本土に中華人民共和国が誕生し、・・・台湾の主権を主張し始めた。
中国本土(中華人民共和国政府)は、中国は台湾も含め一つと主張し、
台湾(中華民国)も中国は一つだとしながら、共に相手を認めないで状態で推移したが・・・
台湾に日本語教育をした日本国は、朝鮮戦争後・・・東西冷戦状態となり
1952年日華平和条約が締結され、台湾(中華民国)を承認します。
国交断絶状態だった中華人民共和国とは、日中友好・民間貿易が続いていた。
・・・英国は香港を植民地としていたので、1950年に前年建国した中華人民共和国を承認しています。
中華人民共和国は、1964年にフランス、1970年、カナダ、次いでイタリアと国交を結び、次は・・・アメリカと交渉・・・。
・・・1971年に中華人民共和国側が、国連・国際機関から台湾(中華民国)を締め出すことに成功します。
そのような情勢の中、事前交渉があり中国政府の招待という形で、田中角栄首相が北京を訪問し
1972年9月29日、日中国交正常化の共同声明が発表されました。
中華人民共和国(本土)と中華民国(台湾)は共に、他国による二重承認を認めないので、・・・
1972年9月30日、日本は台湾との国交を終了(日本国内で論争はあったが)と発表した・・・民間貿易は黙認されます。
それから四半世紀、
1997年7月1日、香港の主権を、英国は中華人民共和国に返還しました。
・・・香港、夜景が有名な観光地と雑貨の貿易立国のイメージがありました。
探せばどこかに、画像が・・・、DOS-VのPCだったでしょうか・・・見つからない。
返還前は夜の一人歩きも安全でしたが、返還後は中国本土からの人々が流入し、貧富の差が顕著になり治安が乱れました。
携帯電話の強奪に注意するように(携帯電話は当時高額で売買された)などの情報が流れた時代でした。
さて、その後台湾は目覚ましい発展を遂げ、台湾の企業は同胞の中国大陸に進出します。
・・・中国共産党政権は香港の北隣の地区、中国本土の深圳を経済特区として優遇します。
そうでした、2007年、中国工場(台湾が本社の企業)に発注した製品が完成し、量産品の立会いに行きました
当時は、日本企業が続々と海外に製造工場を移し始めた時代です。
人件費は安い・・・しかし、停電が頻発し、自家発電設備を備えた工場にしないと、安心して物は作れない。
ところが賄賂天国、・・・役人に賄賂を渡さないと、増築も設備も更新できない。
・・・品質は、全数検査をして、良品を輸入したつもりだが、不良品が多く・・・2年後再訪問、
結果、多少改善されたが、追加発注は断念、・・・約10年間、修理に追われた。
戦後の日本もそうだったのでしょう
・・・部品の素材、品質のバラツキ、加工・組み立ての力量・・・日本人の指導力、難問山積でした。
親日的で大変ありがたい台湾の方々、御礼申し上げます。
世界の注目を集めた先般の台湾総統選挙、・・・中国の強硬姿勢、香港デモ鎮圧の映像、選挙に影響したでしょう。
台湾の総人口は約2300万人、得票された方の内57%の約820万票を獲得して・・・
民進党の蔡英文さんが台湾総統に再選されました。
党は台湾独立を掲げ(今は、現状維持のようです)、一つの中国を受け入れてはいないようです。
・・・一方の現在の中華人民共和国も転機を迎えているようです
賄賂天国は粛清されてきているようですが、貧富の差が拡大し、
一人っ子政策を廃止しても、14億人をピークに人口減に入ったようです。
建国後70年です。
先進国の技術輸入と合弁企業で力をつけ、安い人件費で輸出する時代は終わりました。
国民のスモッグなどからの健康被害対策や、食の安全にコストもかかるでしょう。
さらに、わがままな一人っ子が親になり・・・どうなるのでしょう
この先中国は、国際情報(インターネット)を壁で遮り続け、国民を抑え続けるのは難しいでしょう。
この対策でしょうか、監視カメラや購買記録などから、国民の大半の個人情報が収集されているようです。
5Gの時代到来は、個人情報が蓄積する結果、危うい一面を持っています。
意識的に偽情報を散りばめて自動発散するソフトを開発中!
そんな対抗処置を考える人・・・台湾、中国、インドの優秀な方・・・期待しております。