小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

針金犬

2008-03-20 | 犬&猫との暮らし
 福岡県鞍手町の「針金犬」が無事保護され、首に巻きついていると思われていた針金も外れていたとのこと、よかったと思います。また、全国から7件の引き取り依頼があったといいます。きっと心優しい飼い主に巡り合えることでしょう。よかったね、針金犬よ。

 ふと昨年の「崖っぷち犬」騒動を思い出しました。テレビカメラ15台、報道陣、住民ら約200人に見守られての救出劇が繰り広げられ、救出後には確か全国からおよそ30件の引き取り依頼があったと伝えられていました。ワイドショーの過熱報道にはいささか奇異な感じを受けましたが、里親抽選会の熱気を帯びた様子にも私は少なからず違和感を覚えたのでした。

 明日の命さえ保障されていない、それこそ「崖っぷち」に立たされている犬なら、全国の保健所にいくらでもいるのだもの。

 「針金犬」や「崖っぷち犬」の里親を希望し、残念にも引き取ることができなかった方たちが、殺処分という悲惨な運命を背負った犬たちが閉じ込められている保護施設に、そのまま足を運んでみようという気持ちになるような報道や促しがあってもいいのに、と心底思っています。
コメント
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