小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

我が家のワンコ

2008-03-22 | 犬&猫との暮らし
 我が家の3頭の名は、トチ、ブナ、クリ。古来、ひとの暮らしに必要とされてきた樹木の名前です。といえば、聞こえはいいのですが、まあ、ちょっとした訳もあって。それは追々綴りましょう。 
 13歳になるトチはもう耳が遠くなりました。
 10歳のブナはトチの娘です。うちで生まれました。母子ということで、2頭はメスです。穏やかなトチの子だから、「穏やかな」を期待したのですが、あにはかなや…。無邪気なのはいいのですが、ハイテンションで甘えん坊。
 5月に9歳になるクリは、ペットショップで可哀想な幼少期を送っていたのを、買い取ったのですが、分離不安もひどく、おまけにてんかん持ちです。オスなのにトチやブナより10kgも軽い。小型犬の飼い主さんにしてみれば、23kgは充分大きな犬でしょうが、私にとっては診察台にも軽々抱き上げられる「おチビさん」です。
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生まれ変わったら

2008-03-22 | 
 動物好きのため犬猫に目がいき、詩も動物や自然の営みを題材に書くことが多いようです(って、他人ごとのような書きっぷりですが)。
 この作品は児童文学雑誌「ネバーランド」に発表させて頂いたものですが、平成21年4月発行予定の教育同人社・小学生用音読集「音読の森」5年生版に掲載されることになりました。
 13歳になった我が家のトチを思って書いたものだったので、その作品が子供たちに音読されるようになるなんて…、とてもうれしく思っています。

   生まれ変わったら
                   
   飼い犬のチロは老犬で
   もう寝たきりの毎日だ
   それでもときどきねむりながら
   口をクチャクチャやったり
   手足をパタパタ動かしている
   きっと夢の中で
   おいしいものを食べたり
   原っぱを思いきり
   走りまわっているのだ

   私は毎晩ねむる前に
   チロの耳もとでささやく
   「今度生まれてくるときは
    私はきっと犬になる
    チロは人間に生まれ変わって
    私の飼い主になってね」

   チロは私に忠実で
   兄弟のように遊び信頼し
   目を見ればお互いの気持ちが通じた
   チロと過ごした十数年間
   どんなに楽しい日々だったことか

   犬がいる生活が
   こんなにも心を豊かにしてくれることを
   チロにおしえてあげたい
   生まれ変わったら
   チロの飼い犬になって
   チロに私と同じ幸せを
   感じさせてあげたい
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