小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

クリの発作

2010-01-13 | 犬&猫との暮らし

 クリのてんかんの発作は年々確実に減っており、今年はまだ発作を起こしていません。発作を起こすたびに、私はすぐに時計を見ながら時間を計り、発作が収まるとどういう状況で、何時何分から何分まで、どんな状態のどんな程度の発作が続いたか、その日の気象条件とともに書き記してきました。

 2005年 8回
 2006年 4回
 2007年 3回
 2008年  2回
 2009年 2回

 いい調子です。投薬を始めた年など年に14回も発作を起こしていたのだから、フォノバルビタールの血中濃度も安定し、すっかり体になじんでいるのでしょう。

 でも、私の最終的な目標はクリを薬なしの生活にしてあげることで、それが無理なら、せめて今飲んでいる朝晩2錠ずつ1日計4錠を、朝晩1錠半の1日計3錠にしてあげたい。ゆくゆくは1日2錠を目指したいと思っています。

 クリも今年もう11歳になるので、肝臓への負担をできるだけ減らしてあげたい。投薬を始めて血中濃度が安定するまでの数週間の記録を読むだに恐ろしいです。副作用で廃人(廃犬)のようになってしまった日々を思うと、必要とはいえやはり薬はちょっと恐ろしいと思ってしまう。

 昨年、「今年は1回で収まってほしかったのですが」と獣医さんに言うと、「これくらいならいいじゃないですか」と言っていた。先生は薬を減らしたいという私の意向には賛同せず、「このままでいいと思う」と言ったけど、先生には老犬に対して少し投げているところが見受けられます。

 「もう年なのだから(いいじゃないですか)(仕方ない)」という言葉を何度も聞く。6歳のボッチにさえ「もう若くないですから」と言う。犬にだってQOLを確保してあげたいじゃない。犬や猫は年を取るほどに命が軽くなっちゃうのかしら。

 技術や医療機器を駆使し、腕をふるえる治療には前向きなんだけどねえ。飼い主の精神的なケアには配慮がないと言っていいかもしれません。

 抗てんかん薬の投与は急にやめてはいけないので、私はクリの薬を昨年の11月22日から朝晩1錠半ずつに減らしてしまいました。毎日丹念にクリを観察している飼い主の私の判断で、薬を減らしました。

 クリの神経の過敏さも年を取って少し衰えたというか、緩やかな機能低下とともに反応が鈍くなったろいうか、薬を減らしてからもまだ発作は起きていません。気圧の影響を受けやすい冬季を乗り切れば、この3年間暖かくなってからの発作は一度もないので、「なんとかいける!」とひそかに思っています。

コメント (1)
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