小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

犬の腹筋とステロイドの関係

2015-03-14 | 犬&猫との暮らし
最近、カヤのお腹が妙にポッコリしてきた。
皮が薄く、中身のあんこがいっぱいの、
薄皮饅頭みたいなのだ。

気になっていたので、酒井先生に言ってみた。
すると先生は「長くステロイドを使っていますからねえ、
ステロイドを使い続けると、
腹筋が薄くなることが報告されています」と
悲しそうに言うではないか。

思わず「ええ~っ!」と叫んでしまいました。
ステロイドの投与によって、腹筋が薄くなってしまうなんて、
知らなかった!

副腎皮質の異常によって、副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が
多量に分泌されることで起こるクッシング症候群でも、
その症状のひとつに、ポッコリお腹(=腹筋の消失)があるという。

コルチゾールというのは、糖や脂肪、タンパク質の代謝、
血圧の調整に関わっているステロイドホルモンのひとつで、
必要量が正常に分泌されているなら問題ないが、
多量に分泌されれば、やはり支障をきたすわけです。

外からステロイドを入れ続けるということは、
体内で必要以上に多量に生産されるのと同じことだから、
クッシング症候群同様に、腹筋が減っていく
という現象が起こるのですね。
これは、医原性クッシングということになるのかな。

ただでさえカヤは筋肉がついていないのに。
腹筋だけが薄くなるのだろうか。
それとも、ほかの筋肉も衰えるのだろうか。
そのメカニズムについては、先生にまだ聞いていないのだけど、
ステロイドの長期使用は、本当に恐ろしいと思った。

カヤは2カ月以上、毎日ステロイドを体に入れている。
ホントによろしくない!
抵抗力、免疫力も低下するし、早く離脱させないと。
コメント (2)
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