必需品の買い出しやスポーツ施設に通う以外、ほとんど外に出ない。
まったく出歩かない日もあるうえ、
一日中、だれともしゃべらない日もある。
なので、外出自粛もさほど苦にならないのだけど、
スポーツ施設が休館となり、運動できないのはさみしい。
それから、近く住む妹と距離を置いているのも、
ちょっぴりつまらない。
妹はお弁当の宅配をしている。
配達先には高齢者が多く、新型コロナの蔓延で
学校が休校になってからは、在宅する親や子どもの分として、
配達の申し込みが増えたのだそうだ。
稼ぎは増えたけれど、気苦労も増えたという。
お弁当の手渡しはNGとなり、玄関先に置くらしい。
これまで、話し相手が欲しい高齢者の顧客に、
玄関先で長く話し込まれることも多かったようだが、
今、それは最もよろしくないわけで、お弁当を置いて、
ゼスチャーで挨拶をしつつ、素早くその場を離れるのだとか。
「営業所で、一人でも新型コロナの陽性者が出れば、
営業所は一時的に封鎖することになるだろうから、気を抜けない」と妹。
そりゃそうだよね。
買い物に行けないとか、料理を作るのが大変だから、
宅配をお願いしているのに、それが届かないとなると死活問題。
だけど、それよりなにより、お年寄りへの感染も怖い。
多分、営業所でも「家族以外の人との接触は気を付けよ」と
キツく言われているのだと思う。
妹は、私に届け物に来る場合も、玄関先に品物を置いて、
インターホンを鳴らし、離れた場所で待機。
扉から顔を出した私と話すときも、もちろんマスクをつけている。
お互いに習慣づければ、こういうこともラクになるものね。
おそらくあと数か月は、こういった状況を
我慢しなくちゃならないのだと思う。
3つの密を避けながら、少し経済を回せるようになるのは、
いつ頃のことだろう。
フリーランスの私はかなり厳しいぞ。