現在、地球温暖化が騒がれていますが、以前に放映されたNHK“持論公論”を思い起こしました。氷河期から温暖期への移行は、数年間で起こったそうです。それは世界で唯一、地球の歴史を証明する湖が福井県にあり、その底にある「年縞」という泥層を調査して分かったそうです。
最近の気象は、異常気象による極地災害、北海道に台風が上陸するとか、25度以上にならないと言われる釧路市の気温が、2017年の4月に30度になり、2019年5月26日には、全国の最高気温が北海道佐呂間町の39.5度になりました。ゆくゆくはこの温暖化が「異常気象」ではなく、普通の気象になっていくと思われます。
地球温暖化による食糧危機や飲料水戦争が起きないことを願っていますが、現に南アフリカ共和国では水による民族同士の内戦が起きています。また、アフガニスタンでは2019年12月、水利権に巻き込まれたとみられる灌漑事業に尽力した中村哲医師(享年73歳)が、銃弾に倒れています。
世界中には、我が子にパンを食べさせたいと思っている国や、まだ食べられるものを賞味期限の到来により捨てる国の存在など様々であります。
一方、国会では新型ウイルス、景気、桜を見る会の審議が活発でありますが、日本でも環境問題、水問題等々が緊要課題になる時期が早かれ遅かれやってくると思っています。
政府は、東京高等検察庁における検事総長の定年延長を決めました。検察庁法22条では、「検事総長は、年齢が65年に達した時に、その他の検察官は年齢が63年に達した時に退官する。」と定めています。この定年延長に関して、「忖度政治」が行われた可能性があるのではないかと国会が揉めています。
しかしこの間にも、多くの人々がコロナウイルスや内戦などで命を落としている現実を、私たちは忘れてはいけません。
「十勝の活性化を考える会」会員
注) 異常気象
(出典:札幌管区気象台ホームページより)