新型コロナウイルスが感染拡大して世界中を震撼させ、不況の懸念から株式市場の暴落が止まらず、一刻も早い収束を願わずにはいられない。
急遽、トランプ大統領の呼びかけで、G7の首脳がテレビ会議を行ない、新型コロナウイルスへの対応・連携、予測される同時不況の克服に向けて議論された。東京オリンピックについても、時期は未定だが「完全実施」が合意されたようだ。
ただ、今回のパンデミックで人々の価値観が変わり、多くの人が夢や希望を持つことができる社会になり、人類の転機や進歩になってほしい。
「十勝の活性化を考える会」の会員が、令和2年3月17日付けブログに、このパンデミックについて投稿しているが、その発生は、人間自身が起こしたのが原因だと思われてならない。
なぜならパンデミックが起きた原因は、人間が必要以上に利潤を追求し、我欲に捉われてきたからではないだろうか。私は環境問題に関連して、「十勝の活性化を考える会」のブログに、次のように書いた。
【茹でガエルとは・・】
友人が台風や地球温暖化に関連して、日本人のことを「茹でガエル」と言っていた。茹でガエルとは、水の中に入ったカエルが少しずつ水温を上げていくと、いい気持ちで死んでいくカエルのことである。
確かに最近、関東を直撃した台風19号や地球温暖化を思うと、友人が日本人にことを茹でガエルと比喩したことは、当たっていると思う。
なぜなら、台風が北海道をめざして上陸したことは一度もなかった。雨が多量に降って広範囲にわたって川がいっきに氾濫することも無かったし、2年前の桜の花が咲く5月に十勝の最高気温が38.8度にもなったことも無かった。
だから、今の気象は異常気象に思われるが、これが常態化する可能性もありえる。地球温暖化の原因の多くは、人間自身が作ったものだと思っている。
また、財務省にいた方が、脳出血で倒れたことを「十勝の活性化を考える会」ブログに、「我欲とは・・」の題で投稿されていた。
この文章は人間の役割のことを書いていますが、今こそ役割を発揮する時がきたように思います。
【我欲とは・・・】
「官僚」になるとほとんどの人は、事務次官を目指します。良い官僚とは、国益より省益を重んじる人です。私は脳出血で倒れて、行政庁でキャリアを積めず退官しましたが、一般企業に移ってから社会人として何が一番大切かを知ることが出来ました。
そして倒れてからは、自分が一人で生きていけないことを痛感し今の自分があります。大学や色々なところで講演していますが、「出会い」と「変容」、即ち新しい自分に成長することで、生きる糧を得ました。名誉欲を捨てた人ほど強いということです。私は「名誉欲」だけでなく、仏教でいう「我欲」を捨てることにより、本当の自分が見えて来ました。
そこから自分がしたいこと、障害があるからこそ果たせる役割を発見出来たと思っています。障害の有無に係らず、自分がしたいことをやれることは幸せなことです。
「十勝の活性化を考える会」会員