十勝の活性化を考える会

     
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性同一性障害

2020-03-19 05:00:00 | 投稿

先日、十勝プラザであまり聞きなれないサークルの定例会があり、入室しようとしたが断られた。当事者に聞くと、「性同一性障害」の人の集まりであったらしい。

 

私は脳血管性認知症の障害者であるが、障害には身体障害や精神障害などがあり、同じ境遇に置かれないとその人の本当の気持ちは分からないと思う。

 

自費出版本に、「同じ境遇に置かれないとその人の本当の気持ちは分からない」と書いたが、先の障害者の部屋に入ろうとした時、当事者から、「自分はどちらに見えますか?」と尋ねられたが、私には、性同一性障害者であるからどちらにも見えた。

 

この障害のことであるが、私は介護2の障害者手帳を持っており様々な措置を受けられる。そして障害を抱えて分かったことは、以下のとおりある。

 

  • 障害者であることにより、差別されること。
  • 認知症という障害は、医学的には治らないこと
  • 身体障害者は、「できない」と見られ勝ちであること
  • 身体障害者は、就職しづらいことなど

 

障害者になり良かったとは思わないが、当事者になって初めて、障害を持つ人の気持ちが分かるようになった。水泳の池江璃花子選手もガンを患ってはじめて、ガン患者の気持ちが分かるようになったと言っていた。なお、障害は個性のひとつである。

 

「十勝の活性化を考える会」会員

 

注)性同一性障害

性同一性障害は、『出生時に割り当てられた性別とは異なる性の自己意識を持ち、自らの身体的性別に持続的な違和感を覚える状態』をいう医学的診断名および状態像。

自己意識に一致する性別を求め、時には自らの身体的性別を自己意識のそれに近づけるべく、医療を望むこともある。やや簡潔に『性同一性(心の性)と身体的性別が一致しない状態』とも説明される。

性同一性障害のひとは、簡潔にGID当事者などと呼ばれる。また診断名などとは別に、身体的な性別と性同一性に齟齬のある人を広く捉えトランスジェンダー、そのうち身体的性別を性同一性に合わせようと考える人をトランスセクシャルと呼ぶことがある。

診断分類である『精神障害の診断と統計マニュアル』(DSM)の2013年の第5版(DSM-5)は、「性同一性障害」ではなく「性別違和」という新しい診断名を用いており、「性同一性障害」は差別に該当する用語として廃止する動きを見せている。ただし日本精神神経学会では診断名としては「性同一性障害」を使用していると報道された。

 

人は、意識するしないにかかわらず『自身がどのような人間か、社会の中でどのように振るまう存在かという自己の認識』をもって生きており、そのうち特に『自身がどの性別に属するかという感覚、どのような男性や女性、 或いは性別的ありかたを持っているかについての自己の認識』を性同一性(性の同一性、性別のアイデンティティー)という。多数の人々は、身体的性別と齟齬のない性同一性を有するが、自身の身体の性別を認識しながらも、自身の性同一性が一致しない人々もいる。そのなかで著しい苦痛を感じる状態を医学的に性同一性障害と呼ぶ。

性同一性障害を抱える者は、身体の性別と性同一性の齟齬に違和感をもったり嫌悪感を覚えながら、生活上のあらゆる状況において身体上の性別に基づいて生活し、また周囲から扱われることを強いられるため、精神的に著しい苦痛を受けることも少なくない。そうした著しい苦痛に対しては、精神医学的な立場からの治療・援助が必要になる場合もあるほか、自身の性同一性に沿った性別での生活や、身体への移行することがある。この性別の移行は容易なものではなく、性別の社会的扱いで混乱に巻き込まれることも多く、法的・公的な扱いとの齟齬もあって、社会生活で不本意な扱いを強いられることもある。

日本では、こうした性同一性障害を抱える人々への治療の効果を高め、社会生活上のさまざまな問題を解消するために、2003年7月16日に性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律を公布、翌年に施行した。

この法律により、定められた要件を満たせば、戸籍上の性別を変更できるようになった。日本国外では、多くのヨーロッパ諸国、アメリカやカナダのほとんどの州で、1970年代から1980年代から立法や判例によって性同一性障害者の法的な性別の訂正を認めている。

日本を含めこれらの国の法律は、性別適合手術を受けていることを要件の一つにしているが、新たに21世紀になってから立法したイギリスとスペインでは、性別適合手術を受けていることを要件とせずに法的な性別の訂正を認める法律を定めた。

日本の「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」では、同法における「性同一性障害者」の定義を、 この法律において「性同一性障害者」とは、生物学的には性別が明らかであるにもかかわらず、心理的にはそれとは別の性別(以下「他の性別」という。)であるとの持続的な確信を持ち、かつ、自己を身体的及び社会的に他の性別に適合させようとする意思を有する者であって、そのことについてその診断を的確に行うために必要な知識及び経験を有する二人以上の医師の一般に認められている医学的知見に基づき行う診断が一致しているものをいう。

(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)

 

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