十勝の活性化を考える会

     
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メラビアンの法則

2020-10-26 05:00:00 | 投稿

 

メラビアンの法則」とは、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した法則である。論理的に合わないメッセージが発せられたときに、人がそれをどのように受け止めるのかということを、実験を用いてまとめたものである。

 

その結果、言語情報が7%、話題などの聴覚情報が38%、見た目や表情などの視覚情報が55%となり、非言語のコミュニケーションが大事であると結論づけた。

 

視力を失うだけでも55%のハンディを抱えることになるので、視覚や聴覚の障害を持つ人は大きなハンディと、それを補う感性等を持つということになる。

 

ヘレン・ケレ―は、高熱で視覚や聴覚を失い言葉が不自由となり三重苦になったが、次の言葉を残している。

 

「不幸のどん底にいるときこそ、信じてほしい。世の中にはあなたに出来ることがあるということを」。

「幸せの1つの扉が閉じると、別の扉が開く。しかし、私たちは閉じた扉ばかり見ているために、せっかく開かれた扉が目に入らないことが多いのです」。

 

また私の知人に、仏教でいう“我欲”を捨てた人がいる。我欲を捨てたことで見えてくるものがあるらしい。彼は、次のようにもいっている。

『現在私は、定期的に医療や福祉サービスを受けています。医療や福祉をはじめとして多くの社会組織には、「施す」側と「受ける」側の存在があります。

 

そこには自ずと、上位にある側と下位にある側との関係があります。医療では、医師と患者。福祉では、支援者と障害当事者といった具合です。

 

最近、人が人を世話したり、支えたりすることは一体どのようなことか、そして人として、そこにどのような課題があるのかを考え始めました。このことは、立場が入れ替わったときにはじめて本当に気付くものです。

 

現在私は里山に移住し、自分が暮らし続けたい場所で豊かな人間関係に囲まれ、社会的役割や自己肯定感をもって生き生きと田舎暮らしをしています。自分を支えてくれる地域は、自分が支える地域でありたいとつくづく思います。

 

これは、「互酬」(お互いさま)に基づき、私のライフワークとして、誇りと尊厳をもって人間らしく自分らしく生きられる社会を創り出したいと考え、活動の支えになっています。』

 

昨年、作家 柳田邦男氏の「大人が絵本に涙するとき」(~ケアする人、ケアされる人のために~)と題する講演を聞いてきた。彼は、精神を病んだ次男を自殺で亡くしているが、子供に見えても、大人の目には見えていないものがあると語っていた。

 

ローマの政治家 ユリウス・カエサルは、「人は見ようとするものしか見ない」と言ったそうだが、まさに柳田邦男氏やカエサルの言うとおりだと思う。

「十勝の活性化を考える会」会長

注)ヘレン・ケラー

ヘレン・アダムス・ケラーは、アメリカ合衆国教育家社会福祉活動家著作家である。

視覚聴覚重複障害者盲ろう者)でありながらも世界各地を歴訪し、障害者の教育・福祉の発展に尽くした。

ヘレン・ケラー(1920年頃)

二度目の来日をしたヘレン・ケラー。忠犬ハチ公像に触れる。(1948年8月30日)

(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)

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