令和3年3月30日、北海道音更町の国際ホテル“筒井温泉”が、事業を停止した。筒井温泉は1952年に創業。最盛期には7億円の売上高に達することもあったが、近年は施設の老朽化により利用客が伸び悩み、さらに2年前から流行した新型コロナウイルスの影響を受けたそうだ。
音更町はふる里なので、このホテルは60年前に小学校の遠足や6年前には中学校のクラス会で利用した懐かしいものである。施設にはボーリング場もあり、家族連れで楽しむことができた。
先日の地元新聞によると、このホテルが地元の大手建設グループ会社によって買収され建て替えられるそうで嬉しい話である。コロナ禍が社会に与えるものは大きいが、このように世の中が変わっていくと思うと、一概に悪いことばかりではない。
付近には、高速道路のインターチェンジが出来て、札幌方面の人々が利用するのに大変便利になる予定で、東洋一の美人の湯「モール温泉」である十勝川温泉が、再興するのは間違いない。
モール温泉は美人になるだけではなく、健康にも良い。これで、食料基地である十勝が、長寿のまち“十勝”としても売り出していけると思うと“鬼に金棒”である。
なお、モール温泉とは、植物性の有機質を含む温泉のことで、「モール泉」とも呼ばれている。 泥炭や亜炭層(酸化程度の低い石炭地層の一種)から源泉をくみ上げるため茶色の色をしている。
「十勝の活性化を考える会」会員