俳優“渡辺裕之氏”の自殺で思ったこと
俳優渡辺裕之氏(66)は今月3日、神奈川県内の自宅で亡くなった。妻で俳優の原日出子さん(62)によると、渡辺さんは新型コロナの感染拡大の影響などから「心の病」になり、治療を受けていたという。
大学の同じ空手部で同じ下宿にいた1年後輩の方も、「心の病」で50歳の時に東京の自宅で自殺した。彼は有能な商社マンであったが、目に見えないストレスを抱えていたのだろう。
コロナ禍で、俳優に限らず自殺が増えているという。病気だから、その人の気持ちに寄り添うことは難しいが、自分のような脳出血で一度は死んだような経験をした者にとっては、命はひとつしか無いのだから、大切にしてもらいたいと思っている。
確かに、生きていると辛いこともある。しかし、ウクライナ戦争や知床観光船の事故に見られるように、死にたくなくても死んでいく人がたくさんいるのである。自殺してしまえば、本人は楽かも知れないが、残された遺族にとっては、とても悲しいのである。
体力を鍛えること大切であるが、同時に心も鍛えてほしい。もっとも、私のような高齢者になると、体力を維持するのも大変である。最近、老人で杖を突いて歩いている人やバスの中で杖を持っている人が目につくようになったが、体力が維持できなくなったからであろう。
自分は身長163センチで、体重が80キロ以上ある。介護施設のスタッフから、体重を5キロぐらい減量するように言われて1日2食にして、食べる量も減らしているが減らない。その理由は、好きなビールや焼酎を飲むからだろう。アルコール中毒かもしれないが、好きな酒までやめて長生きしたいとは思わない。
「十勝の活性化を考える会」会員