全国的に登校が始まったのではないでしょうか?我が校でも5月18日から段階的に登校を始め、6月からは通常の学校生活をしています。これから様々な問題や課題が出てくるのだと思いますが、その都度トライアンドエラーを繰り返し、乗り越えて行くことで新しいスタイルが誕生してくると思います。けして従来のこの字型の対面式会議で、新しい生活様式を決められるものではないと思います。
さて、コロナ以降、距離をとれない40人学級、文化祭や修学旅行などの学校行事、甲子園インターハイ、吹奏楽コンクールなどの中止、給食、エアコン、在宅、ICTの遅れ、9月入学など、様々な教育問題が出てきました。
これらの課題が話題に出るようになったという意味では、一定の効果はあったのだと思います。しかし、我々からすると、これらの問題は、今の問題ではなく、もともとあった問題で、例えば、40人学級を改善しようなどは、教員になった時からその署名をしていました。それぞれの問題にいちいち言及もできないのですが、例えば、9月入学も「ぽっと出た考えでできる議論ではない」という意見が出ていましたが、「は?何言ってんの、こんなのもう何年も前から検討してたんじゃないの?」と言いたくなりました。
エアコン半分も稼働できないんじゃないかなあ?仲間から、エアコンあって助かるという話は聞いたことがないです。報道等では、エアコン設置決定!とか、一人1台PC配布決定、在宅での学習を保証するための動画配信・・・などの記事を目にすることができ、「ほー最近の学校も進んでるね〜」と、一般の人は思います。私でも思うでしょう。しかし、マスク配布が決まっても、マスクはここにありません。「決定=ある」ではないということです。中学校の朝の会で「昨日、動画教材見た人?、手を挙げて」と聞いてみたいものです。
さて、6月は、もとい、4月でしたね。4月はどんな表れや具体的な課題(もともとあった)が浮き彫りになってくるのでしょうか?しかし、それらは教職員の皆さんの工夫と努力、児童生徒のみなさんの真っ直ぐな取り組みで、きっと乗り越えられるものと確信しています。