VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

永遠の桃花 3(ネタバレ)

2021-08-12 15:21:54 | 永遠の桃花

お盆休みで 外出もできない世の中だから こんな事してます( *´艸`)

 

 さて、東海国の祝宴へ行った白浅 皇太子の許婚は14万歳の老大母

 

という雑談を耳にして うんざりし、ホールに入らず裏庭へ

 

 そこで一生懸命庭を掘る子供を見かける

 

うっかり 破雲扇という神器を子供に貸してしまったため

 

 大風が巻き起こり 目の弱い白浅への心配りだった明かりの覆いが吹き飛んでしまった

 

 目に現れた白綾の目隠しを見た子供は 「母上」と叫んで白浅に抱き着いてきた

「母上!なぜ 阿離と父上を捨てて行ってしまったのですか?」

「人違いよ」という白浅だが 子供は抱き着いて離れない

 

その時 阿離をさがして夜華がやってきた。

 

 白浅を見て呆然とする夜華 素素!と叫んで白浅に手を伸ばしたが

 

無礼者!と一喝した白浅に 手を払われてひどく落胆する

 

 阿離を引っ張ってその場を去る夜華だったが

阿離の「父上、洗悟宮にある母上の絵姿にそっくりです」

 というセリフをきいた白浅は その人が 婚約者夜華であると知る

二人が去って 道に迷った白浅だったが 今日の宴会に白浅が来るときいて

 白浅をさがしていた小辛がやってくる

 

小辛と結婚できた第2皇子もこの祝宴に呼ばれていた。

 小辛は 白浅の元を黙って去った恩知らずの自分を許してほしいと頼み込むが、白浅の返事はつれなかった

しかし、結婚のお祝いとして 貴女の願いを一つきいてあげると約束し

 破雲扇を渡す

 

その様子を 物陰から見ていた夜華は その女性が自分の婚約者 白浅であること、素素の仕草にそっくりなこと

 素素が天宮で火傷した後が同じところにある事を知って驚愕する

 

白浅の元へ行くと 夜華は言う

「夜華は知りませんでした。貴女が青丘女帝白浅上神だったとは」と

 

これも 後でまた出てくるが 貴女とは 素素の事なのだった

 

 白浅が記憶を無くしている事を知った夜華は以後 涙ぐましい努力をする事になる

 

夜華は狐狸洞に公務の書籍を持ち込んで そこで公務を行うように手配し

 料理もできない白浅のために料理をし、散歩や囲碁をともにした

雨あられのごとく愛情を注いだが

 残念なことに 白浅はそういう男女の微妙な心理を全く理解できない女性だった!

 

天族に知られてはならない師匠墨淵の秘密をひた隠しにかくして

 夜華をけん制しながらの生活だったが

あるとき 翼族の皇后に墨淵のことがばれてしまい

 墨淵の身体と息子阿離が翼族の手に落ちてしまう

皇后は元狐狸族の玄女という女で 白浅にとってはいとこにあたる

 玄女はかつて 親から押し付けられた結婚にあらがって家出し

崑崙虚に匿ってもらっていた。

 その時 実は 白浅に求婚していた翼族の第2皇子リケイを横恋慕して

奪い、苦肉の計を持って墨淵の陣法図を盗んだのだった

そのせいで 墨淵は死に 多くの犠牲者がでる大戦となったのだった

 皇后になった玄女だったが リケイの愛は得られず、産んだ子は死産だった

 その子をよみがえらせようと 妖術に傾倒し、墨淵の身体で丹薬を作る魂胆だった

 玄女はかつて白浅の顔をうらやみ 変顔術を使って 小時間だけなら

白浅の顔になれるように折顔上神からほどこしてもらっていた。もちろん

白浅の同意を得てのこと

 それを巧みに利用し、今回の事件を起こした

怒り心頭の白浅は 翼界に単身乗り込むが 目の事を知った玄女に

 強烈な光を当てられて大いに苦戦することになる

知らせをきいた夜華はようやくに間に合った。

 無事 墨淵と阿離を取り戻して 休んでいる白浅に 夜華は

愛していると告白するが 白浅は取り合わなかった。

 こんなおばあちゃんの婚約者を押し付けられた貴方が気の毒

と言い、若い側室を必ず用意するなどど言ってのける。

 夜華は「愛しているのは貴女だけだ。他の誰も愛さない」

しかし その言葉に困惑するしかない白浅だった。

 

玄女と戦った際に 玄女が放った一言を 夜華は忘れられない

 こんな女狐を寵愛するとはね。知らないでしょう?この女と師匠は・・・

最後まで聞かず 夜華は気玉を放って玄女を吹き飛ばした

 

 天宮の温泉に 傷を治してほしいと白浅を招いた夜華

ここでまたひと悶着

 温泉に浸かりながら酒をたしなんだ白浅だったが

阿離にもお酒をのませたのがトラブルのもと

 アルコール耐性の弱い阿離が いつまでも目を覚まさない

男の子だもの ほっといても大丈夫よ という白浅に

目くじらをたてた夜華

「君は この子を自分で育てていないからそんな事が言えるんだ。

もし自分の子として育てていたら そんな事は言えない!」

この言葉にカチンときた白浅

 癒しにきたはずなのにこの不快感!

その他にも 夜華がやきもちを焼いてほしくて 自分に媚薬を盛ろうとした侍女の始末を白浅に投げかけたが

 他人事のような白浅の態度に 夜華は大きく失望する

そして その失望を隠そうとしなかった

 

 また、天宮の侍女たちの心無い言葉にも 白浅は大きく傷ついたのだった

 

そして夜華の美しい側室 例の素錦と渡り合って彼女を見下し、

 少しは溜飲を下げたが

侍女から 過去素素が自殺したことに素錦が関係したこと

 素錦の策略によって 素素の目が奪われた事を知る

夜華がどんなに素素を愛していたのかも・・・

のちに 白浅が夜華を心から愛していると自分の気持ちに気づくとき

 この素素の存在が 自身を傷つける・・

また 素素が自分だった記憶を呼び戻した時に

 もっと傷つく事になるのだった

 

 



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