VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

永遠の桃花 2(ネタバレ)

2021-08-12 13:50:26 | 永遠の桃花

白浅の後ろ姿に 夜華は遠い記憶を重ねる

 

 会うべき人に巡り合った そんな気持ちになった

 

夜華は白浅を忘れがたく 人間の姿で再び下界にやってくる

 

 怪我人を装い 白浅の看護を受けると 自分の名前さえ無いという白浅に

 

素朴な衣服がよく似合うからと 「素素」という名前を送るのだった

 

 素素は 知識もさほど無く、道にもよく迷い 炊事も苦手

 

どうやって生きてきたのか?と 夜華は思った

 

 「恩返しがしたい」夜華の言葉に 素素は「その身を捧げて欲しい」

 

という返事を返す

 

 夜華は快諾し 二人は夫婦になった

 

その時の素素の言葉が あとで生きてくる

 

 「私以外の誰も愛さないで。さもないと 貴方を捨てるわ」

 

夜華は笑って 「そんな事をしたら 私は喜んで他の女性に走ってしまうよ?」

 

 小屋が火事になった日、夜華は術を使って火を消す

「貴方は もしかして 妖怪なの?」驚く素素

 

「私が怖いか?」という夜華に 素素は「夫婦の誓いをしたのだから

 

何があっても離れない。たとえ悪い妖怪でも 貴方と離れないわ」

 

 その言葉に 夜華は自分も決して素素から離れないと 気持ちを新たにしたのだった

 

しかし、天族の掟は厳しく、太子である夜華の任務は多忙を極める

 

「信じてくれ」の一言で 素素を待たせる日々が続く

 

そして 辺境の部族退治の時に 大けがをして 死んだ事にし、

 

 天族と縁を切って 素素のもとへ行くという計画をたてた夜華だったが

 

予定は未定 

 

 自分は瀕死の状態になり 子を宿した素素は 天族につかまってしまった

 

天帝は大激怒 素素は 子を産むも 策略にかかって目を失い

 

 夜華への愛も消えていった

 

夜華は 素素を守ろうと 無理に無理を重ね

 

 やっと誰にも手を出されないように手はずを整えたが

 

ある日 註仙台という処刑場から身を投げた素素を追い

 

 自分も人事不省となって 60年昏睡することになるのだった

 

素素を追い詰めた夜華の幼馴染 素錦は 夜華を目覚めさせるために結魂灯を献上して

 

天帝から 念願の夜華の側室になる命令を受けるが 

 

素錦のたくらみを知っていた夜華は 輿入れの日 素錦を剣で一刺しする

 

 年月は流れ 夜華と素素の忘れ形見 阿離を連れては

 

素素と暮らした人間界の小屋を訪れる夜華

 

 母上の絵姿に礼拝する阿離の可愛い事

 

そんな時に 東海国の祝宴で 夜華は上神となった白浅と 運命の再会を果たす

(私は もう この回がやみつきで、何度も何度も見返して飽きることがありません。)

 

誅仙台から飛び降りた素素は傷だらけの姿で折顔上神の住む桃林に倒れているのを 折顔上神が発見した

 

 その日 折顔上神は天帝の依頼で 誅仙台から飛び降りて瀕死の状態になった夜華を診察していた

 

 傷は治せるが 夜華が目覚めるかどうかは本人次第と言いおいて折顔は天を後にするが ふと 気になって 桃林を見回ったのだった

 

 そして 白浅を発見した

 

その少し前に 折顔は 天宮で目隠しをした婦人を見かけ

 

 失踪した白浅によく似ている事、かすかに桃林の香りがすることが気になっていた

 

こうして 白浅は手当を受け自分の希望で 記憶を消す薬を飲んだ

 

 家族間で示し合せて 目の病が生まれつきのものである事にし、

強い光をさえぎってほぼ不自由ないような白綾の目隠しをさせた。

 普段は 目隠しも消えていて 強い光が当たった時だけ目隠しが浮かぶ

 

白浅には かつて 天族との政略結婚があった

 

 天帝の第2皇子との結婚だったが、ちょうど 翼王の2度目の封印をせねばならず 

 自分が生きて帰れるかもわからない状態だったため 皇子と会う事もしなかった。

皇子は 狐狸洞に白浅を尋ねてきていたが 相手にもしてくれない白浅に怒り 侍女の小辛を見初めて天宮に連れ帰ったため これもまた

 当時の大スキャンダルになった。

当人たちの思いから外れて 白浅は世界の笑いものにされることになる

 

 天帝は 狐狸族の体裁をつぶさないように 白浅と皇太子夜華の結婚を持ち出した。

白浅は 夜華より9万歳も年上だが 政略結婚にそういう事はつきもの

 みたいな感じで 話しはまとまった

 



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