思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

自転車

2005年08月02日 | Weblog
自転車は近所を動き回るには非常に便利だ。
私が良く行く近所の飲み屋も自転車族が多くなった。車の飲酒運転の罰金が30万円に跳ね上がったことも大いに影響している。
私は自転車を持ってない。

女房は結婚した当時自転車に乗れなかった。
近所の小学校のグランドで練習に付き合わされたことを覚えている。
乗れるようになってからも、何時でも両足が地面につけられる小さな自転車に乗っていた。とにかく運動神経は鈍い。

自転車をよく利用したのは中学生のころだ。
クラスの親友が足の悪い子で移動はすべて自転車だったので、僕らはいつも自転車を中心に遊んだ。彼は中学生のころから東大を目指していた。
農家の子供で、土蔵の中が彼の勉強部屋だった。
足が悪かったせいか百姓仕事の手伝いは出来ず、家でも寂しかったみたいだ。
当時農繁期は家族総出で農作業していたから。
毎日のように一緒に遊んだのに、高校が別になり交際もぷっつりと途絶えてしまい、その後東大に入ったかどうかも知らない。

私は情が薄いというか、友人とのお付き合いはすべて淡白に終わっている。
高校・学生時代・転勤人生、その時々に親友のように付き合ってきた人たちも顔を合わせる機会の減少とともに自然消滅していく。
その土地を離れてしまえば、それでおしまい。
親兄弟などの肉親にしても同じだ。
もう何年も会っていない。
お義理の年賀状だけが続いている。
薄情者だ。
恋人まがいのお付き合いで楽しく過ごした人たちも同じ。

こういう人生って我が儘で寂しい人生かもしれない。