思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

報道写真

2005年09月28日 | Weblog
ブログジャーナリストを目指すという若い女性が、報道写真のことで意見を書いていたが、その中である人が「事実と真実は違う」という意味のことを言っていたことに共感していた。

私はふと少し前の新聞の自民党幹部の写真を思い出してしまった。
その写真は、小泉大勝のあと、首相が演説を終えて演壇を降りるとき、居並ぶ自民党の幹部が前を通る首相に深々と平伏して頭を垂れている写真だった。
新聞の写真のタイトルも「平伏する幹部」のようなタイトルだったと思う。

つまり、大勝した首相に対して「今後は何事も仰せの通りに致します」という印象を抱かせるものだった。
こうまで卑屈になるかという想いを抱いたものだ。

ところがである。
その幹部の一人が後で語っている。
「なに平伏?、とんでもない。演説が終わったから皆が一斉に立ち上がろうとしている写真だ」
と述べている。
確かに若い人は立ち終わって胸を張っている人もいる。
年寄りは直ぐ立てなくてノロノロと腰を上げかけている。
それが真実だったらしい。

いい加減にしろ、と思った。
新聞の写真の横に載っていた「平伏」の文字は何なんだ。
現場で写真を撮った人はそうは思っていなかった筈だ。
とすれば、記事になるとき事実を知らない誰かが面白がってタイトルをつけたことになる。
報道写真を信じる怖さが身に染みた。

しかし、事実=真実 と思わせる優れた報道写真も多い。
1枚の写真が全ての真実と状況を語りかけてくるような感動の写真も多い。

高校生の想い

2005年09月28日 | Weblog
女房は何でも取っておく癖がある。
そのひとつ、高校生の頃に書いたという大学ノート1冊、昔見せてくれた。
多分今でもどこかに隠し持っているものと思う。

好きな人でもいたのか、訳の分からない抽象的な想いが書き綴られている。
あんな訳の分からんこと、具体性の無い思いをよくまあノート1冊書いたもんだ。
「何のことか、さっぱり分からんな」
と質問したら
「自分には分かっているからいいの」
と答えたなあ。

青春の想いが詰まっているんだろうな多分。
勿論実ることの無かった恋だろう。
多感な高校時代の思い出だし、大事に取っとけや。

奇妙な体験

2005年09月28日 | Weblog
今日は英会話でゲームが準備されていた。
双六ゲームみたいなものでサイコロを振って出た目の数だけ進むとそこに質問が出ている。
私の番で進んだ場所の質問は「最近の奇妙な体験は?」だった。

私の奇妙な体験は

 先日住んでるマンションの中のエレベーターである女性と同乗した。
 2人きりのエレベーターの中で彼女(50歳前後)は突然私の顔を見ながら
 「私、綺麗かしら?」
 と質問してきた。ここに住んでる様子だが見知らぬ女性である。
 「えっ!」と私は返す言葉が無かった。
 勿論、綺麗じゃなかったし、私は目を合わさないようにして扉が開くまで黙ってしまいました。

と発表したら、女性陣から矢のような質問攻めにあった。

 「なんかあるよ、それは」
 「本当はなんて答えたの」
 「本当は綺麗な人だったのじゃないか」
 「そのことを奥さんに話したか」
 「本当はよく顔をあわせてる人なんでしょ」
 「その人はそんな風に誰にでも声をかけてるんじゃないか」
 「すこし精神に異常が無いのか」

とか、とにかくこの話題で盛り上がった。
おっさんは何も質問もしなかったし、なぜ女性が異常なほど関心を示すのかよく分からない。