思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

モロッコ、サハラ砂漠

2007年01月05日 | Weblog
モロッコ旅行。

サハラ砂漠で日の出を見る、という朝があった。
「しんどいから俺はいいよ」というわけにもいかず、朝5時半に3台の4WD車に分乗して出発。
ホテルから砂漠目指して砂礫の道なき道を突っ走ること約1時間、数頭のラクダが待つ場所に着いた。

そこからはサラサラした赤い砂のサハラ砂漠、ラクダに乗り換えて進むこと約30分、真っ暗な砂漠を進む。
星はかくも多いかと思うほど輝いている。
気温は多分2,3度程度で寒い寒い、持ってきたものは全部着込んでくださいといわれたのも納得。

モロッコのラクダは全部ひとこぶラクダ、女房と私2人で1頭のラクダに乗る。
ラクダもさぞかし重かったろう。

日の出を見るための砂山はさすがのラクダも登れない、しばらく歩いて登る。
厳寒の中、日の出を待つ。

ラクダ引きのお兄ちゃんが、それとなく話し始める。
結婚して3人の子供が居ること、ラクダはホテルが所有していること、自分はアルバイトで15キロ先から自転車で通っていること、仕事はラクダ引きだけでは妻子を養えないので昼はお土産品の化石磨きをしていること、等等。

モロッコは2億数千年前は海底だったとかで、至る所の岩石に化石を含んでいる。
アンモナイト、オーム界、くらげの化石まである。
それらを加工してお土産品として売っている。

片言の英語は我々にはかえって分かりやすい。
そしてバッグの中から磨いた化石を取り出して「助けてください」と売りつける。
女房はさんざん値切り倒して買ってあげた。

東の空が明るくなり数分で日が昇った。
延々と続く砂漠が見えるかと思ったが、近くの砂山が見えるだけ、海を見るように砂漠を見ることは出来ない。連綿と砂山が続くのだ。

誰かがサラサラの赤い砂を瓶に詰めていた。

帰り道には、放牧しているベルベル人のテントでミントティーをご馳走になる。
亭主は家畜を追って出かけていて奥さんと子供さんが応対する。
観光ルートのひとつになっているのだろう。

ベルベル人は土着の民族である。
現モロッコはベルベル人とアラブ人からなる、人口の70%は混血になるらしい。

ラバーカップ

2007年01月05日 | Weblog
「ラバーカップ」というのご存じでしょうか。
昨晩からトイレが詰まってしまって水が引いていくのにしばらく時間がかかります。
マンションの管理人に相談したらトイレのメーカーを紹介してくれました。

そこへ電話したら「まずラバーカップを使ってやってみてください、修理には行きますが8000円から15000円かかりますよ、ラバーカップでやってみても駄目ならも一度電話ください」といいます。
ラバーカップは日用品のお店で売っているとの事です。

早速買ってきました。900円です。
棒の先にゴムの吸盤みたいなオッパイの形をした物が付いています。
下水道・配管の詰まりにラバーカップ、と書いてあります。

水洗トイレの吸い込み口にそれを押し付けて思い切り引っ張ります。
詰まっているものに逆の吸い込み力を与えて変化を生み出そうとするわけです。
何度か繰り返したら、ゴボゴボという音の後で突然水が流れだしました。
何が詰まっていたのかは結局分からずじまいですが結果オーライです。

そういう便利ツールがあるのは、今まで知りませんでした。
今まで詰まったことがなかったからです。


モロッコ、イスラム教。

2007年01月05日 | Weblog
モロッコ旅行。

モロッコはイスラム教国です。
5つの教えを守ります。

 告白、アッラーを唯一の神として崇めます。
    何でも来いの日本人とは全然違います。

 礼拝、日に5回祈りをささげます。
    日の出前、正午、午後、日の入り前、日没後です。
    ガイドの男性も昼の食事前にはしばらく消えるそうです、近くのお祈りする場所へ行くみたいだと添乗員が言ってました。
    カタールのドーハ空港内には絨毯が敷かれた広いお祈りの部屋が作ってあります。何人かの人が祈っていました。

 喜捨、貧しい人々に分け与える事を義務とします。

 断食、ラマダン月が1ヶ月あります。
    この間は日が昇っている間は水も食事も一切口にしません。
    老人子供、職業上止むを得ない場合は免除されるそうです。
    飢えの苦しみを知るためだそうです。
    皮肉なことにラマダン月が終わるとたいていの人は太るそうです。
    夜ドカ食いするために通常以上の食事量になってしまうからだそうです。

 巡礼、聖地を目指して旅をします。
    昔は大変な旅行になったろうと想像できます。

それとイスラム教徒は4人まで妻を持つことが出来ます。
昔戦争に明け暮れて男性が少ない時代に子孫を残すための慣習が今に残っているわけです。
現在は現実に妻を2人以上持つ人は皆無に等しいそうです。
一部の大金持ちだけと聞きました。
国法でも禁じてはいません、しかし正当な理由を簡易裁判所みたいなところに申し立てて認められないと2人以上の妻を持つことは許されません。

現国王のムハンマド6世は、わざと難しい条件をつけて困難にしているんだそうです。

 男性が性的欲望のために2人以上の妻を持つことは出来ない。
 第1の妻の了解がなければ許可されない。
 妻は経済的にすべて平等に扱われなければならない。

実際に2人以上の妻を持つのは、子沢山で夫をなくした寡婦を助けるために経済的に余裕のある人が第2の妻として迎える、といった状況だそうです。

モロッコ、ベリーダンス。

2007年01月05日 | Weblog
モロッコ旅行。

ある晩、食事はベリーダンスを見ながら、ということになりました。
ダンサーは多分イスラム教徒ではありません。
イスラム教徒の女性は体を布で隠し、体の線すら見えないようにして、人前には滅多に出ないと聞いています。

食事するホールは入り口は古びた頑丈な小さな扉ですが、中のホールは驚くべき広さと華麗なアラビア装飾の世界です。

ダンサーはいずれも太目の女性で見事なお尻を持っています。
ベリーダンスはヒップダンスと言った方がいいかもしれません。

地中海を取り巻く国々の踊りの原点はベリーダンスなのかなと思いました。
かってエーゲ海クルーズの船中で踊りに参加していたギリシャの若い子の踊りを思い出しました。
どこか似ています。