思いつくまま感じるまま。

身辺雑記です。
何でもありの記録
HN天道(てんとう)

一度も行ったことがない

2007年02月21日 | Weblog
劇団の話。
今日は劇団の例会があった。
次回の演目はカラオケおばさんたちのお話で、カラオケ上手のおばさんがオーディションを受けることになるお話。

「私、カラオケって一度も行ったことがありませんのでカラオケのことが良く分かりません」と彼女は言い出した。
「カラオケボックスというのは何故ボックスなんですか、文字通り箱になっているんですか」と世間離れしていること甚だしい。

彼女は30代後半の子連れだ。
勿論カラオケ喫茶とかカラオケスナックとかに足を踏み入れたこともないという。
えっ、一体どんな生活を、どんな人生を、と思ってしまう。

「何故マイクで歌うのですか、どういう目的ですか」
と訳の分からんことを言う。

一億総歌手なんていわれているほどのカラオケだが、案外カラオケなんかに目もくれない人も結構いるのかもしれない、と思い直した。

段階5

2007年02月21日 | Weblog
ダンスの女性講師が途中の休憩時間に
「皆さんにお話があります」
と話を切り出した。

それによると彼女の胃にポリープが出来ている、しかも悪性のポリープで胃の中心部に10円玉大のものがあると言われたという。
それは段階5になるそうで、かなり最悪だそうだ。
胃を切除しなければならないそうで、最低でも3分の1を最大で胃のすべてを切除しなければならないという。

3月に大学病院に入院し手術することになるという。
自覚症状は食欲が減退したこと、時々胃が痛むことなどだったそうだ。

言われてみれば、小太りおばさんだったのが最近少しスッキリとしてきたかなとは思える。
いつも元気で軽口をたたく元気印の陽気なおばさんだ。

しかし、レツスンが終わって彼女が車に乗るときの姿を遠目に見てドキッとした。
夜の光の関係か、彼女の顔は驚くほど青ざめ、悲しみに打ちひしがれてうなだれている様子に見て取れた。

何をしてやれるのだろうか。
何もしてやれない。