昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

世界の屋根チベットへ03

2007-07-28 | 海外旅行
広州を8:10に出て、西安で給油後西寧に12:40着。昼食は四川料理の辛いものだった。それが広州の献立とまったく同じだった。まだ、この時点ではそれほど抵抗感はなかった。

乗客の大部分は中国人で、飛行機は満席だった。


ここ西寧で海抜2250m、日差しは強いが涼しい。ここまでくると、大気のスモッグもなくなっている。



 西寧は古来からシルクロードの南方ルートの起点で栄えた町であった。中国とは一味違った異郷と言われていたそうです。イスラム・中国漢民族・チベットが溶け合っている街という。
 近年、資源の豊富なことがわかり急速に発展した。青海省の省都になっている。


 このひっそりとして見える西寧の街が、何と現在人口200万人という。
左:交差点の信号機にはすべてデジタルのタイマーが赤信号の時間を示している。
右:自動車の修理会社が並ぶ。


 西寧市内の道教の寺院を訪ねる。いわゆる仙人が修行をするところで、山の崖っぷちに建っている。ここは漢民族が信仰するお寺である。
「北禅寺(ほくぜんじ)」と言う。2000年の歴史を刻み、当初は仏教寺院であったが、現在は道教寺院になっている。約200段の石段を上がる。

石段にかかる手前の坂道沿いには、占い師10人ほどが並んで座っている。目の前の地面には、風水か何か卦のような物を書いた紙を広げて、客を待っている。


斜面を上がると山門がある。禅宗の源流である。狛犬ならぬ唐獅子は阿吽像ではない。


次のお堂にはご神体があり、また真っ赤な顔と長い鬚の関羽の像がある。堂宇は、緻密な装飾が施されている。前に立つ香炉も巨大なもので精巧にできている。


信者が奉納する色とりどりの飾りや絹織物でいっぱいである。中の仏像は写真が駄目で、厳しい監視の目がある。


石段はまだまだ続く。上から降りてきた老婆は漢民族の人であろうか。


太鼓と鐘の楼台がある。屋根の曲線などは禅宗のお寺である。遠景に200万人の西寧のビル群が見える。ビルラッシュのようだ。


寺院の背後の崖には洞窟がある。修行の為の物だろうか。どうやってあそこまで行くのかなあ。


上に上にと参道は続いている。また崖に張り出してまで通路があり、足が震えそう。