昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

谷崎潤一郎記念館

2011-12-19 | 歴史・文化遺産
 西宮の厄神さんの後、酒蔵通りで昼食。そして30年ほど前に来た谷崎潤一郎記念館を訪れました。海岸線から直ぐの所だったのに、今は1km以上埋め立てられて、住宅が並び団地が建っています。

記念館の庭にはまだ紅葉が見られます。手入れと構図がよくできた庭園がありました。





これは門から玄関まで石畳の続く庭です。まだまだいい色です。海に近いので少しは温かいのかも。





泉水のある、回遊式の日本庭園です。鯉が泳ぐ。東屋の休む場所がある。



稲妻型の石橋がある。



モミジが今年最後の趣きです。




飛び石と石燈籠が楽しい。




やっと室内に入りましたが、すべて撮影禁止で、OKだったものをアップします。なんてこった。

広いロビーにあった肖像画です。天才の顔をしているような…。




年表があったので撮ってみましたが、暗い部屋でよく見えません。明治19年に誕生し、明治時代の若さがみなぎる作品の名があります。




昭和27年66歳で身体の変調が出たようです。昭和40年に79歳で亡くなっています。大部分を阪神間で暮らし、執筆活動があったようです。その間転居も数多く、六甲山麓を点々としています。




 著作の本などが並んでいます。遺産になるようなものはすべて撮影できませんでした。ちょうどこの時、特別展開催中で、当時の作家江戸川乱歩とか横溝正史らとの手紙の紹介とか、彼らの作家活動の紹介がありました。
 ちょうど神戸新聞の記者が取材に来ていましたが、これは撮影OKでしたよ。




ロビーから庭に出ていくことができます。赤いサザンカが目立ちます。なんかブログのネタにはならなかったかと思いますが、文学の一端に接する楽しさがありましたね。