昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

籠松明(お水取り4)

2011-03-17 | 歴史・文化遺産
左:やがて奈良盆地にたそがれがやって来ました。瓜提灯が暮色に浮かび上がります。
右:籠松明の火の祭典を見ようと、人が押し寄せます。早い人は午後3時ごろから、場所取りで座り込みます。

写真では本堂の下に集まる人が見えていますが、二月堂の境内だけで、さらに2.5倍ほどの人が写真に入っていません。そして、これらの人たちの後には3-4倍の人数が並んでいると聞きました。
 11本の松明の奉納の間に、3回に分けて、本堂前の人数を入れ替えます。それもじっと立ち止まって見るということなく、流れる人並みが押せ押せで動きます。






左:ざわめきが、少し緊張が走り、次第に電気の明かりが消えていきます。最初の松明が入ってくるときには照明をすべて消します。
右:若狭井の裏で焚き火が始まりました。籠松明の点火用の焚き火です。





2本目の籠松明が横の石段の回廊を登っています。廊下一杯の炎ですね。





3本目が回廊を登っています。





次々と登って行きます。





回廊で松明の火と共に、僧たちが支え、また飛び散った火の粉を掃き集める人影が見えたのですが、上手く写りませんでした。
右下には拝観する人たちの集まりが見えます。





回廊の欄干の上を、松明の火が移動します。そのとき、回廊から突き出した籠松明の火は欄干から2-3mは突き出しているようです。案外と距離がありますね。建物の近くだと火事になるかも…。さぞや端っこで支えて重いことでしょう。





何もかも焼き尽くす、神聖な火です。
松明の先端に薄い板を曲げ籠状にしてあるので籠松明といいます。籠の中にスギの葉を入れて作られています。

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2 コメント

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おはようございます (アガリ)
2011-03-17 05:27:48
火の粉が舞い落ちる様は幻想的でとても綺麗ですね
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アガリさんこんばんは  (tetu)
2011-03-17 19:37:46
 命の源、地球の原点の火でしょうか。これが千年以上の伝統行事として定着していますね。
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