昆布が美味い

羅臼の昆布漁を見た時にスタートしたblogです。昆布のダシのように、人生の旅にも味付けをしたい。旅を中心に纏めています。

天滝は見えたか(下)

2014-11-20 | 自然界
現在地から滝までのパノラマコースの案内概念図です。



街道筋からの案内板では、登山口駐車場まで1kmとある。現在その地点に立っている。




登山口に出来ている公園は、紅葉の真っ最中、レストハウスも、喫茶店もある憩いの広場である。
イベントの時には賑わうことでしょう。




すでに夕暮れ近くで、人影はほとんどない。




良い発色のイロハモミジである。




石燈籠のモミジなど、日本庭園の風情が感じられる。




「夢千年 滝音たかく 里 栄ゆ」この滝の公園化によって、村おこしの目玉になっているらしい。




谷間に出来た広い駐車場など、紅葉の色取りも、何処に出しても遜色ない。




公園名の石碑も立派なものです。




カエデはどうしてこんなに彩りがいいのでしょうか。




谷川のせせらぎの音も、行く夏から冬への橋渡しです。




山を出て、里の村を走っていると、「カイコ」の看板。かつては養蚕業で栄えた村だったらしい。



天滝の展望所の案内板を見つけた。



山麓に位置する寺院の境内に上がると、夕刻の暗闇を透かして、
彼方の山の斜面に一条の滝が見えたのでした。



天滝落差98m(上)

2014-11-19 | 自然界

「ふるさとおこし」と言う県の方針で、それぞれの地方の自然・文化・産業などをクローズアップした時に、
知る人ぞ知るの天滝(てんだき)が広く紹介された。兵庫県但馬地方、氷ノ山の南側です。




天滝へのハイキングの入口までやってきた。
左:村の街道の入口に合った表示板。右側(左岸)に登山の人が歩いてくる姿が見えるでしょうか。
右:少し登山道を覗いてみたが、この時間からは無理かも。
 



杖も借りることが出来る。




1.2㎞の山道。




掲示板を拡大します。





20世紀初頭、盛岡に生まれ、芦屋を最后にした富田砕花(さいか)の「詩文」が碑になっている。




滝への登山道の入口にも紅葉が見られる。




周囲の山々は秋色である。




科だったところが、公園になっていて、紅葉も美しい。(次回)



公園の憩いの広場の掲示板。天滝に詳しい。弘法大師のお墨付きと言う。



赤く染まる養父神社4

2014-11-18 | 歴史・文化遺産
 いつの間にか秋の色をアップしていると、北の空では雪の便りを耳にします。
養父(やぶ)神社のモミジの最後の画像を見てください。
国道9号線からも、日本海に向かうバイパスからも離れており、今回は初めての訪問でした。

JR山陰本線が通過するので、神社の丘の山裾が削られてしまい、西方に降る急坂です。



丘に登る参道の東側の坂です。




社務所と本殿の間にある、谷川を歩いてみます。




赤い神橋を下から見ます。




立ち止まって見ると、すべての方向がモミジ色です。




橋の下から…。




神橋をくぐり抜けると…。




足元の草地の中に、真っ赤になったマムシソウ(テンナンショウかも)が2株。
 



神社を去るに当たって、画面一杯の紅葉。



赤く染まる養父神社3

2014-11-17 | 歴史・文化遺産
拝殿の正面から向き合います。なにかが変?




阿吽(あうん)の狼の石像です。
明治23年に奉納されました。但馬地方に多数出没して、田畑を荒らしていたのが鹿とかイノシシだったそうです。
それを狼が睨みを利かしたと言う。

こちらの吽像が雄で、ふぐりが見えます。




拝殿の軒先から門のある方向を見ると、狛犬と狛狼がそれぞれ並んでいるのが判る。





神社の入口にある門が随神門で拝殿と共に、最も古い(1679)建物として現存しています。




髄神門の横にある、手水舎の屋根が見えます。




赤く染まる養父神社2

2014-11-16 | 歴史・文化遺産
真っ赤な神橋の上から、小川の上流を見る。社務所までの車道が見える。




よく見ると、まさに赤い紅葉の絨毯になっている。



更に拡大すると、この角度では、落ち葉の世界で、秋深しの風景である。




目線を上げると、人が紅葉を愛でながら、ため息が聞こえてきそうな…。




目の高さまで視線を上げると、谷の向こう側の本堂の屋根が見える。




本堂の横のカエデの紅葉は、イチョウの黄色が交ざって一入赤く見える。ライトアップもありそう。




ライトが付いた。




本殿の横の塀の奥などはあまり人気がないようです。




もみじが燃える。






ポスターから。





本堂の前の神馬が踊る。このポーズで停止することはできませんね。躍動感と言うのでしょうか。



赤く染まる養父神社

2014-11-15 | 歴史・文化遺産
この秋始まって以来の、紅葉を見た。
左:ピンクのサザンカと、真っ赤なハゼの木が緑の中に埋もれている。
右:紅葉まつりの立札が出ている。
 



養父(やぶ)神社とある。




社務所と本殿とが谷を挟んで建っている。社務所の方から拝観する。




谷には赤い橋が架かり、絵に描いたような風景になります。





サクラの枝には、御神籤の札が結んである。欄干には「養父神社御神橋」とある。





橋から左方の正面は、いろいろ多様な赤に染まる紅葉。





橋から視線を下げて谷を覗くと、神社境内の緑のカエデが見え、足下には、観光バスの屋根が見える。





谷の入口の方では、紅葉の隙間から道路越しに、山陰本線の線路・日本海にそそぐ円山川が見える。




折りから、特急城崎温泉行「こうのとり」が通過した。




神橋を渡って、振り返ると、真っ赤なモミジ




橋の向こう側の本殿境内にも、秋の色が満ちている。


    

古墳時代の丹波・但馬地方2

2014-11-14 | 歴史・文化遺産
舞鶴道の春日ICから西へ和田山方面までの道路が、無料の専用道路になった。

下の概念図で、青い丸の付いているのが、道の駅「但馬のまほろば」が現在地です。
左下に、字が薄いのですが、売出し中の「竹田城跡」があり、中央に「茶すり山古墳」が見えるでしょうか。





自動車専用道路が、この古墳の直下を通過して、今はトンネルになっている。




左:道の駅の休憩所   右:発掘された円筒型埴輪。
 



鉄の刀も発掘された。刀身の写真は横になっています。AD4-500年とされる。






茶スリ山古墳から出土した勾玉など。





鎧も発見されている。鉄の鎧でなくて皮のようである。
 


銅鏡も発掘されている。



勾玉など。翡翠は立派な緑色である。



古墳時代の丹波・但馬地方

2014-11-13 | 歴史・文化遺産
やっと、朝から秋晴れと言える青空が見えた。
それが理由で午後から丹波路へと向かった。舞鶴自動車道は快適に走る。

丹波の国の野山はすこし色付いている。



春日ICから青垣町に回り、トンネルを抜けると、日本海までが近くなった気がする。
和田山までが無料区間で車は少ない。途中に道の駅がある。

左:富有柿が瑞々しい。
右:その横には、この地方の古代を再現するパノラマなどがある展示館がある。
 


高速道路が、野山を駆け抜けて多くの文化財となる古代遺跡が犠牲になっている事が判る。。

古墳時代から、古代の近畿圏の豪族の支配権が届いていたことが分かる。



工事で発掘された石棺、奈良の明日香でもよく似たものを見たことがある。
 



兵庫県の南半分の地図に各地の代表的な古墳の配置図がある。
この地図では、丹波から但馬への国境付近に、ここの道の駅が出来ています。




古墳時代の、人々の生活のイラストが並んでいる。
 



左:集落がそれぞれ覇を唱えることで、戦いが起こります。右:ついに「但馬王」が統一します。
 




やがて、武器は埋められ、銅鐸などを使用する平和な時代が訪れます。



「但馬王」が時代を謳歌しています。




「倭の王」との軋轢を避けるためにも、「但馬王」には多くの贈り物が送られたそうです。


いろいろな説があると思いますが、ここの展示の展開も一つの説でしょう。古墳からの出土品は次回です。


身近な秋の色(新幹線ガード)

2014-11-12 | 自然界
錦秋の秋とも、最近は気候の変わり目がはっきりしなくて、迷います。
何処から来たのか、この時期に咲く菊は鮮やかですね。



真っ赤に見えたものをアップします。柿の葉の紅葉でした。




山陽新幹線のガード沿いの桜並木も、ここ数日で、一気に染まり、サクラモミジを演出します。




山陽新幹線の開通が昭和47年(1972)以来のことだから、42年前からのサクラ並木である。





サクラモミジは新幹線のガードの両側にできている。
 



ガード下の空間は、年に一回は町内会の奉仕で草引きする。




足元の落ち葉まで、歩道側の道路を赤く染める。






いろいろな紅葉が始まりました。




フヨウの花が結実する時…。何てな歌がありませんでしたね。



長岳寺(秋)03

2014-11-11 | 歴史・文化遺産
早春ならず早秋でしたね。

天理市の石上(いそのかみ)神宮から南へ、桜井市のつばいち観音までの中間あたりの長岳寺。



本堂の奥に、大師堂がある。



その前庭では、いろいろな塼仏(せんぶつ)などが並び、あっち向きこっち向き、リズムがある。



本堂の正面の池を廻ってきた。紅葉は10日も早いか。



少し池の西に廻ると、ハウチワカエデが色付いていた。



鐘楼門の横に咲いていたトリカブト。毒のある花は美しい。



切株にできたサルノコシカケ(地衣類)



後方に枝垂れ桜の骨組が見えている。



寺の庫裡の中庭で、猫の集会をやっている。



この大きなリンゴのような柿はやや扁平になる品種。
瑞々しくて美味しいが、今日は販売していなかった。




寺を出て西を見ると奈良盆地が広がる。ここは古代文化の発祥地。遠望は生駒山。

倭建命(やまとたけるのみこと)の辞世
「やまとは国のまほろば たたなづく青垣 山隠(やまごも)れる 倭(やまと)し 美(うるは)し」