そもそも、サッカーしたことのないワシがこんなにサッカーにのめりこんだのは今から20年前のことだ。
20年前といえば、1986年。わしが大学生の頃にサッカーのぼる。(さかのぼるの意)
その年、メキシコでワールドカップがあった。今思えば、その当時はたいしてテレビの中継もなく、ワシ自身もあまり興味もなかった。
それが・・・。
ゼミにサッカー部出身のやつが3人いて、よく麻雀をしていた。「その日」も麻雀をやろうと誘われ、国分寺のS君の下宿で整斉と(せいせいと読む・・・今の会社のはやり文句)、麻雀をしていた。そして、半ちゃんを2回ほどしたあと、パタリと麻雀が終わってしまった。
「なんで終りなん?」 「もうすぐ決勝始まるから」
というわけで、アルゼンチン対西ドイツの試合をつきあいで強制的に見せられた。が、見ているうちにひきこまれてしまった。骨折ももろともせず、ピッチを走り回るマテウス。ルンメニゲの奮闘。マラドーナの貫禄。2点差を土壇場で追いつくゲルマン魂。そしてアステカスタジアムの熱狂と歓声。
あの試合でサッカーのとりこになってしまったのだった。(つづく)
写真パクリまくり。ごめん。