日本の営業（2）

午前中、空き時間ができたので、電話であちこちアポ取りをした。

まったく初めての、何の取引もない会社に電話するのだ。アポの取れる確率は限りなく低い。でも、既存のマーケットだけでやっても限界があると思っているので、やらざるを得ない。

家にいたら、うさんくさいセールスの電話がよくかかってくるでしょ。あれに近いことをやるのよ。かけるのは中堅以上の規模の法人ばかりだけど。

傍目にはたいへんそうだけど、これがけっこう楽しい。ゲームみたいなものだ。とれたときは爽快感に包まれる。サッカーでゴールを決めた時みたいな興奮が生じる。きょうは、午後外出だったので、オケラかなと思っていたが、最後の電話で１件取れた。きのうも１件取ったので連勝だ。これは確率的にすごいことである。

自慢ぽくなるが、顔が見えないので、声だけで好感と信頼感を持ってもらって、なおかつ、短い時間で明瞭に理解できるようにしゃべれる言語能力がないと、絶対に飛び込み電話アポは取れない。そもそもどこに電話するかというマーケティングも頭をフル回転に使わないとダメなのだ。

来週の火曜日の午前に会ってくれることになった。どんな人が出てくるか、これも心底楽しみである。まさにセールスの醍醐味である。