「・・・になります。」というしゃべり方、というか言い回しというか。ヘンである。ファミレスでオーダーした品が出てきて、「ハンバーグランチになります。」
不動産屋さんがお客さんに物件を案内して、現地に着いたところで、「こちらになります。」
じっさい、今朝テレビを見ていたら、民放のアナウンサーか記者が、「こちらが全焼した旧吉田茂邸になります。」とやっていた。
桂文珍みたいに「何からそうなったの?何かから変わって、それになったわけでしょう?」と突っ込みたくなる。これって丁寧語でもないし、一般的な敬語でもない。NHKのアナウンサーはこんな言い方しない。
ところが・・・である。いちど使ってしまうと、けっこうくせになる。ワシみたいに、こりゃまちがっているよ、と思いながら使っているうちはいいのである。正しい日本語だと思っている人が使うとやはりやばい。
でも、だんだんそうやって言葉って変わってゆくからなあ。こんなこと細かくいうこと自体がおじんくさいといううわさもある。