湯西川日記

fbやツイッターで一年サボりましたが、やっぱりブログです。2016年から復活します。ツイッターの長い版みたいな感じです。

安心感2

2012-06-13 22:03:44 | 学習

どうしたら安心考えられるか。突き詰めると、答えは信仰である。これしかない。古来はアニミズムであったし、偶像崇拝なのである。飢饉、飢餓、戦乱。信仰なくして、歴史はなかったのである。キリスト教でもイスラム教でも一神教だ。これがごく自然な信仰の形である。

仏教はどうか。お寺しか知らない日本人でも、神社と混同して仏像に神頼みした経験は誰にでもあるはずだ。ところが、残念ながら、仏教に神様はない。仏教にあるのは仏心だけである。このことが、はからずも、仏教と社会とのギャップを表している。

つらいときに、しんどいときに、行き詰った時に、仏教は役に立たないのである。それどころか、家族が死んで、遺族が悲しんでいるときに、ここぞとばかりに読経だけで高額の現金を受け取る。去年1年間、ずっと疑問に思ったことである。

仏教は言葉が少なすぎる。お経は何を言っているのかわからないし、あれだけポピュラーに多くの人々がそらんじている般若心経でさえ、明確な意味が分からない。自分の言葉で苦境に陥った人々を救える仏教家はどれだけいるのだろうか。これは仏教の悪口を言っているのではない。