今年のFC東京は至って地味である。天皇杯は早々に負け、ナビスコも決勝には進めなかった。リーグ戦は優勝争いするわけではなく、かといっていまのところ降格残留レースに巻き込まれる気配もない。
ちょっと物足りない気がするが、ここ3年ほど、降格あり、J2優勝、ナビスコ優勝あり、天皇杯準決勝以上進出など、そういうものに慣れてしまっていたからだろう。本来はこういう地味な1年というのがいいのかもしれない。
カップ戦の優勝は、リーグ戦の優勝経験がないと、ふにおちないというか、何となくタナボタ的なものに思えてしまう。これからはまずリーグ戦の優勝を目指してほしい。カップ戦に力を入れすぎると、リーグ優勝は取れない。
以上、今年は降格はないという前提での話である。いま勝ち点40であるが、ぜったい降格しない言い切れない。あと1勝、あと勝ち点1、そういう積み重ねにこだわりたい。