どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

4コーナーで夢を見た?

2007-07-09 | JRAの話
阪神「プロキオンステークス」でのキングスゾーン。
果敢に先行し、4コーナーでは一瞬、夢を見させてくれました。
先頭に並びかける勢い。
最後もよく踏ん張れたと思う。
後で聞いたところによると、最初の3ハロンが33秒4のハイペース。
スタートからしばらく芝を走るとはいえ、これは速い。
そんな中でもキングスゾーンはテンのダッシュは一番速かったのではないでしょうか?
それでも、最後は決してバタバタにはなりませんでした。
結果論から言うと後ろから来る馬の競馬になってしまったとはいえ、キングスゾーンの力は十分に見せられたと思います。
やはり勝負の中では、誰もが勝負師。
勝負師は、みんな相場師であります。
速くなると思えば、あまり無理はしまいと誰もが思う。
逆に、行く馬がいないと考えれば、少々無理しても行きたいと誰もが考えるのは至極当然のこと。
今回のレースは、各陣営のかけひきで”裏”が出ましたね。
キングスゾーンにとっては、現状、行かねばならないタイプですので、この結果も仕方ないことなのでしょう。
始めの3ハロン推定33秒4。
上がり3ハロン推定38秒1。
ペースを考えれば、最後も決してどうしようもない数字ではないでしょう。
ちなみに、勝ち馬の上がり3ハロンは推定36秒3でした。
勝ちタイムは、1分22秒7。
キングスゾーンは、1分23秒6。
ついたタイム差が0.9秒。
中央の軽い馬場もあり、もちろんキングスゾーンにとっては自己ベストのタイム。
展開次第では、キングスゾーンが中央のオープンでも十分通用する馬であることを改めて感じさせるレース内容だったように思えます。
今回のレースは見せ場も十分にありましたし、吉田稔騎手にとってもこれが精一杯のレースではなかったでしょうか。


また、いくら軽くて脚抜きの良い走りやすい中央の馬場とはいえ、今までに経験のないペースで走ったキングスゾーン。
今後少々疲労も残るかも知れませんね。
今回は十分に休んで鋭気を蓄えて頂きたいです。
飲みやすいお酒ほど酔い易いもの。
いくら飲みやすくても飲みやすいがために飲みすぎてしまうのと同じようなこと。
走りやすくてその時はイイ感じで頑張れても、身の丈以上の力を出した後では必ず見えない疲労が来るでしょう。
原口厩舎のホームページによると、次走は川崎とのこと。
しっかり疲れを取って力が出せる状態に戻れば、きっと今回の速いペースの競馬の経験が川崎のレースに生きてくることと思います。
また次に期待ですね。


とはいえ、よくよく後になってビデオを見てみれば、やっぱりキングスゾーン、4コーナーから直線を向いた途端、スタンド側に横を向いて走っているような???
最後苦しがってヨレたのかと思えど、JRAのパトロールフィルムを見て見れば必ずしもそうでもないようです。
ただ単にヨソ見をしていただけ!?
もしかしたら、また悪い癖が。。。(ハァ)
そのパトロールフィルムでは、なんと最初の向こう正面でも同じように馬場の外の方を向いて。。。


そうですかい!?
こちとらこんなに心配してあげてんのに、実は今回もゾーン君、遊んでた?
もしかして、当の本人(本馬?)は、しっかり阪神競馬場の自然を満喫して、でっかいスタンドを見物して、最後の直線ちょっとだけ頑張って、まるで楽しんで帰ってきただけなのかも!??
う~ん。。。
この馬だけは・・・・・、あなどれん!!
それでもやっぱり?
逆にそこがたまらなく魅力的な馬で。。。
また次も応援したくなっちゃう馬なんですよね~。(笑)
次こそ頑張れよっ、て声を掛けたくなるような、毎回そんなレースぶり。
いたいけな競馬オヤジの心をくすぐってくれます。
はぁ~・・・。
こうなったら、今度は「がんばれ馬券」ぢゃなく!、「単勝1点勝負」してやろうかなぁ。。。
1着以外はいらん!ってくらい、願をかけるつもりで。
どうでしょう?これ!?(笑)






それでは、また。










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