どんこの空(そら)に 。

きっと何かが足りない~それを探す日記~

第9回ジャパンダートダービー。

2007-07-11 | 全国地方競馬の話
今年のダート路線3歳クラシックの頂点を決める戦い「ジャパンダートダービー(JpnⅠ)」が、水曜日、大井競馬場で行われます。
東海公営からは、東海ダービーを制した笠松のマルヨフェニックス、同レース2着の名古屋のワイティタッチの2頭が参戦します。
マルヨフェニックスの尾島徹騎手、ワイティタッチの尾崎章生騎手は、共に東海公営でこれから期待のジョッキー。
お互いの馬への思い入れも相当なものがあるこの二人には、是非とも力を出し切って頑張ってもらいたいです。


つまらない話なのですが、毎年この時期に行われる「JDD(ジャパンダートダービー」、これまで断然JRAの馬ばかりが結果を残してきました。
中央のレベルの高さを痛感すると同時に、毎度期待される地元の南関東所属の馬が、どちらかといえばこの前のレース、伝統と格の「東京ダービー(SⅠ)」を目指して調整されることが多いため、このJDDのレースの頃にはすでにピークが過ぎている。。。ということも少なからず影響しているような気がします。
一方、JRAの馬と言えば、3歳ダート路線で大きなレースと言えばこの地方交流競走のJDDが最初のグレード最上級のレース。
地方競馬場での戦いとはいえ、一番の目標がここにあっても不思議はないです。
そういった微妙なこのレースへの捉え方の違いが、このようなJRA馬の一方的に結果を残す形になっていると見ることもできるような気がします。
過去の結果から見ても、本当に南関東でその後将来的に頂点を狙えるような馬は「東京ダービー」を目指しており、この「JDD」ではあまり好走例がありません。
かと言って、他地区の有力馬がここを目指していたとしてもなかなか太刀打ちできるような強い馬はいません。
必然的にこの時期にこのローテーションで行われるレースは、今後ともJRAのダート路線を走ってきた有力馬がピークの状態で走りまくるということも十分に考えられるでしょう。


そういった意味においても、今年もJRAの有力馬ロングプライドが有利と見るのが順当ではないでしょうか?
この馬は、当初からこのレースを一番に目指していたとも考えられます。
前走は、同じく期待の素質馬フェラーリピザを豪快に差し切って勝ち、JRA馬の中でもひときわ目立って勢いもあります。
ただしかしながらこの馬、脚質が後ろから一辺倒であるということ。
この最内枠は、微妙な?ところです。
テンから行ける馬ならば絶好の枠ですが、末脚勝負の馬にとっては捌くのに一苦労。。。ということは十分にありえる話です。
調子はともかくとして、馬のレベルは例年になく高い今年の南関東の3歳勢。
全日本2歳優駿のフリオーソ、羽田盃のトップサバトン、東京ダービーのアンパサンドは、どれも将来さらに大きなレースを目指せるような器のように感じます。
ひとつ展開に苦しめば、いくらピークのロングプライドとはいえそうはやすやすとは勝つことはできないでしょう。
だとしたら、南関東でこの馬を負かすだけの余力が残っている馬を考えたら、前走東京ダービーで大きく出遅れレースをまともにしていないトップサバトンに大きな魅力を感じます。
血統や力関係など詳しくは私にはわかりませんが、ただこの今年の「JDD」だけを考えた場合、この馬にっては絶好のチャンスなのではないかと考えます。
トップサバトンにとって東京ダービーのあの結果が良かったとは言いませんが、そのことによってこのJDDに逆にチャンスが巡ってきたような気がするのです。
枠順もこの南関東3強の中では一番良い枠です。
私は、この馬から狙ってみたいですね。

フリオーソは、トップジョッキー今野騎手に乗り替わりがどうか。
なにせその前に乗っていたのが内田博幸騎手ですからね。
テン乗りは微妙なところ。。。

アンパサンドはここ2走、大きなレースを目一杯の走りで頑張ったように見えましたので、こちらも逆に今回は不安です。
これはあくまで”調子”を読んでの話です。
私ができる予想はこんなことくらいまでですので。。。

展開、流れの予想では、大井の2000m戦でこの一流ジョッキーの間ではさほど有利不利はないと考えます。
実力ではこのどの3頭とも、勝つ力があるのは誰も認めるところ。
だからこそ今回は、ローテーションや調子を重視したいのです。



<私の予想>

 ◎ トップサバトン
 ○ ロングプライド
 ▲ フリオーソ
 △ アンパサンド
 × マルヨフェニックス



上位4頭は、実力では互角でしょう。
ただロングプライドは、お互いに初顔合わせのメンバー、また大井の馬場も初めてですので、快勝もあれば惨敗の不安も。
ただ頭のトップサバトンだけは軸として固定したいです。
大穴ならマルヨフェニックス。
勝ち切るまではさすがに苦しいでしょうが、上位馬が互いに激しい1着争いを繰り広げれば、着を拾える可能性も。
前走の東海ダービーは、明らかに本調子を欠いていたものの見事勝ち切りました。
今回はさらに上昇が見込めますので、力は及ばずとも自分の力を出し切れれば上位に食い込めるかも知れません。
まあ、応援の意味も少なからずあるのですが。。。


買い目は、トップサバトンから馬連で1頭流しにしようか、ロングプライドを含め3連複の2頭軸流しにしようか迷っています。
でもそのトップサバトンでさえ、前走からリズムを崩して立て直せなかったことも考えられますので、当日パドックを見てロングプライドに軸変更も。。。
また、やはり重馬場で時計勝負になればJRA馬の方が断然有利ということも頭に入れて。
あと、ワイティタッチの応援馬券も。
こちらは今回、どう考えても買えるのはせいぜい複勝1本くらいまででしょうが。。。
とにかく、ひとつでも上の着順目指して頑張ってもらいたいものです。






それでは、また。









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