今日は仕事のため、東京へ日帰りの出張。
ここのところ午後からの出勤が多くて、朝早くから仕事に出るのは久しぶり。
思わず新幹線で爆睡・・・。
ああ、こんなんで私は普通のサラリーマンに戻れるのでしょうか・・・?
何と言っても残念なのが、もうこの時期は南関東のナイター開催がないこと。
前回の出張のときは、仕事終了後、誰にも内緒でこっそり川崎へ足を伸ばしてナイター楽しんできたのですが・・・・・。
まだその頃は、じっとしているだけで汗ばむような季節でした。
★★★★★
トーキョー・・・・・、半年ぶり。
仕事での上京だったので、昔の仲間には誰にも知らせておらず、夕方の仕事後は暫しの空虚感のなか、駅のホームの人混みにたたずむことに・・・・・。
”これから競馬ともなれば、気分は全然違っていただろうに。”
もう十分に暗くなった空を眺めながら、冷たくなってきた風に震える。
さむっ。
ああ、もうコートがいるかなぁ・・・・・。
雑踏に紛れてひとりを感じる時間に耐え切れずに、ケータイで昔の友にメールする。
”いま、トーキョーにいます・・・・・。”
何を期待したわけでもない。
独りをもてあまして、少し友を驚かせようという位の気持ち。
明るい駅の光に照らされて、サラリーマンとOLが行き交う。
いや、そうじゃない・・・・・。
私は携帯に着信があるのを期待していたのかも知れない。
”闘志を胸に。”
大井競馬の入場行進曲・・・・・。
私はきっと、密かにそれを期待していたのだ。
「記憶」というものが頭の中に写る映像なのだとしたら、音や匂いといった類のものは、多分、その時、その一瞬の「官能」を鮮やかに呼び覚ます。
トーシンブリザードやアジュディミツオーの勇姿・・・・・、そして、その時の胸のなかの高まり・・・・・。
もうそこにはそれは姿も形もないはずなのに、まるで今まさにそこにいるような鮮やかな幻想。
バカ騒ぎした友や、私以上に馬に狂っていた先輩の姿、そしてあの娘のことも・・・・・。
なぜか私の心の中に、あの時の”喝采の風舞台”が聴こえてきた。
これからはじまる、大いなる舞台の幕開け・・・・・。
そして自分の素晴らしい未来も、心のどこかに期待しながら・・・・・。
歓声が上がる。
そしてスタート。
砂が蹄鉄に叩かれる音。
石崎が、的場が、内田が、そして佐藤隆が・・・・・。
その時のさまざまな想いを胸に、私の目の前を通り過ぎていく。
3コーナー。
徐々にペースが上がり、それと呼応するように私の胸は激しく高鳴る。
馬を叩くムチの音。
直線、・・・・・舞台はクライマックスへ・・・・・・・・・・。
”来い!来い!来いっ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そして、そこにあったそのざわめきも、歓声も、ゴール前の激しいムチの音も、・・・・・やがて少しずつビルの向こうに広がる漆黒の空に溶けていった・・・・・。
不思議とその官能は、冷たい私の体を少し暖かくしてくれたようだ。
”ああ、そうか・・・・・。あのとき、私はこんなこと思っていたんだ。”
思い出したのは、忘れていた自分。
結局、メールを入れた昔の友からの返事は来ず終いで、私は人混みに紛れながら、ホームに滑り込んできた電車に無言で乗り込んだ。
”やっぱ、寒い!”
さようなら、トーキョー。
またいづれ、来ることもあろうかよ・・・・・。
★★★★★
ちょっと演出しすぎですかね・・・・・。(笑)
でも帰りの新幹線では、あの頃のことが思い出されてちょっとセンチになってしまったことはホントです。
楽しかったなぁ~、あんときは。
自宅に着いた頃、友人からのメールもちゃんと返信されてきましたよ。(笑)
”痩せましたぁ~。”だって!
失礼な!
せっかく良い気分だったのにぃ~~~。(爆)
ここのところ午後からの出勤が多くて、朝早くから仕事に出るのは久しぶり。
思わず新幹線で爆睡・・・。
ああ、こんなんで私は普通のサラリーマンに戻れるのでしょうか・・・?
何と言っても残念なのが、もうこの時期は南関東のナイター開催がないこと。
前回の出張のときは、仕事終了後、誰にも内緒でこっそり川崎へ足を伸ばしてナイター楽しんできたのですが・・・・・。
まだその頃は、じっとしているだけで汗ばむような季節でした。
★★★★★
トーキョー・・・・・、半年ぶり。
仕事での上京だったので、昔の仲間には誰にも知らせておらず、夕方の仕事後は暫しの空虚感のなか、駅のホームの人混みにたたずむことに・・・・・。
”これから競馬ともなれば、気分は全然違っていただろうに。”
もう十分に暗くなった空を眺めながら、冷たくなってきた風に震える。
さむっ。
ああ、もうコートがいるかなぁ・・・・・。
雑踏に紛れてひとりを感じる時間に耐え切れずに、ケータイで昔の友にメールする。
”いま、トーキョーにいます・・・・・。”
何を期待したわけでもない。
独りをもてあまして、少し友を驚かせようという位の気持ち。
明るい駅の光に照らされて、サラリーマンとOLが行き交う。
いや、そうじゃない・・・・・。
私は携帯に着信があるのを期待していたのかも知れない。
”闘志を胸に。”
大井競馬の入場行進曲・・・・・。
私はきっと、密かにそれを期待していたのだ。
「記憶」というものが頭の中に写る映像なのだとしたら、音や匂いといった類のものは、多分、その時、その一瞬の「官能」を鮮やかに呼び覚ます。
トーシンブリザードやアジュディミツオーの勇姿・・・・・、そして、その時の胸のなかの高まり・・・・・。
もうそこにはそれは姿も形もないはずなのに、まるで今まさにそこにいるような鮮やかな幻想。
バカ騒ぎした友や、私以上に馬に狂っていた先輩の姿、そしてあの娘のことも・・・・・。
なぜか私の心の中に、あの時の”喝采の風舞台”が聴こえてきた。
これからはじまる、大いなる舞台の幕開け・・・・・。
そして自分の素晴らしい未来も、心のどこかに期待しながら・・・・・。
歓声が上がる。
そしてスタート。
砂が蹄鉄に叩かれる音。
石崎が、的場が、内田が、そして佐藤隆が・・・・・。
その時のさまざまな想いを胸に、私の目の前を通り過ぎていく。
3コーナー。
徐々にペースが上がり、それと呼応するように私の胸は激しく高鳴る。
馬を叩くムチの音。
直線、・・・・・舞台はクライマックスへ・・・・・・・・・・。
”来い!来い!来いっ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
そして、そこにあったそのざわめきも、歓声も、ゴール前の激しいムチの音も、・・・・・やがて少しずつビルの向こうに広がる漆黒の空に溶けていった・・・・・。
不思議とその官能は、冷たい私の体を少し暖かくしてくれたようだ。
”ああ、そうか・・・・・。あのとき、私はこんなこと思っていたんだ。”
思い出したのは、忘れていた自分。
結局、メールを入れた昔の友からの返事は来ず終いで、私は人混みに紛れながら、ホームに滑り込んできた電車に無言で乗り込んだ。
”やっぱ、寒い!”
さようなら、トーキョー。
またいづれ、来ることもあろうかよ・・・・・。
★★★★★
ちょっと演出しすぎですかね・・・・・。(笑)
でも帰りの新幹線では、あの頃のことが思い出されてちょっとセンチになってしまったことはホントです。
楽しかったなぁ~、あんときは。
自宅に着いた頃、友人からのメールもちゃんと返信されてきましたよ。(笑)
”痩せましたぁ~。”だって!
失礼な!
せっかく良い気分だったのにぃ~~~。(爆)