先日、年間勝利数の新記録を作った角田厩舎の記録を調べてみましたが、今回は浦和記念2着の「キングスゾーン」号や東海菊花賞優勝の「ウイニングウインド」号を管理し、また山本茜騎手の所属厩舎ということで注目を集めている、今年名古屋競馬では絶好調の原口次夫厩舎について調べてみました。
(参考資料>>NARデータベースより)
2006年12月1日現在の原口厩舎の所属馬は23頭となっています。
これは、名古屋競馬所属の代表的な厩舎、角田厩舎69頭、錦見厩舎60頭などに比べると1/3の頭数です。
しかし、成績を見てみると、
237戦 49勝(2着46回) <勝率20.7%><連対率 40.1%>
となっています。
角田厩舎の成績があまりにも凄いので目立ちませんが、これはかなり優秀な成績といえる数字だと思います。
総合的な数字もさることながら、2006年は東海菊花賞優勝(SP1)、くろゆり賞(SP1)優勝、浦和記念(GⅡ)2着、東海桜花賞(SP1)2着・・・など、大きなレースでの活躍が目に付きます。
代表馬は、なんと言っても「キングスゾーン」号(オータムスプリント優勝、浦和記念2着)と「ウイニングウインド」号(くろゆり賞優勝、東海菊花賞優勝、東海桜花賞2着)でしょう。
この2頭で今年23勝あげています。
まさに、いまや原口厩舎の、いや名古屋競馬の二枚看板です。
そして、注目の山本茜騎手の存在。
新人らしからぬ度胸の良さ(そういう時代なんだなぁ~・・・)で技術を補ってあまりある活躍を見せる彼女の起用法などは心憎いばかりです。
主な起用騎手は、所属の山本茜以外では、丸野勝虎が多いようですが、他にも竹下太、吉田稔、岡部誠、安部幸夫など名古屋の代表的なジョッキーをまんべんなく起用しています。
これは、原口師が名古屋の騎手出身である(特に丸野騎手は兄弟子)ということも理由のひとつにあるのではないでしょうか。
茜ちゃんも、ホント良い厩舎に入ったものだと感じます。
いくら素質があったとしてもですよ、~環境にも恵まれ、良い馬と巡り合い、そして結果を残してしまう・・・・・~そんな彼女の強運は一体どこから湧き出てくるものなのでしょうかね。
でもそれは、逆に原口師にとっても、上昇気流を生み出すような非常に大きな出会いであったようにも見えます。
それでは原口厩舎の所属馬の23頭の詳細を見てみます。
(JRAに復帰していった「デイバイデイ」号のように、もうすでに所属馬ではない馬は外しています。)
左から、
馬名、性別、馬齢、直近レース格付、2006年成績、(うち茜J騎乗成績)
となっています。
キングスゾーン★ 牡4(A1) 13-7-1-2 茜(7-5-1-2)
ウイニングウインド 牡5(A1) 10-1-1-5 茜(6-1-0-3)
クリーンパートナー 牡7(B6) 2-5-4-15 茜(1-2-1-4)
フィールドナイト★ 牡5(B10) 3-7-3-12 茜(3-2-2-7)
ジョリーヴォア★ 牝4(B12) 1-2-2-13 茜(0-1-2-6)
トーホウデューク 牡3(C26) 0-2-2-13 茜(0-1-0-6)
フラトネスライン★ 牝4(C8) 1-7-4-3 茜(0-1-3-1)
フィールドクラウン 牡4(B7) 5-2-0-7 茜(5-2-0-6)
ビューティフォーム 牝5(B8) 0-0-0-14 茜(0-0-0-6)
トーホウアビオン★ 牡3(3-2) 4-2-0-8 茜(2-1-0-1)
ソングフォーユウ★ 牝5(B1) 2-4-3-4 茜(1-3-1-2)
ドリームルージュ 牝2(2-2) 1-0-0-7 茜(0-0-0-1)
ブラックフリート★ 牡4(C20) 3-1-1-0 茜(1-1-0-0)
オーエスレディ★ 牝2(C25) 1-1-2-0 茜(1-1-1-0)
ヴァーツラフ★★ 牡3(C17) 1-0-1-1 茜(0-0-0-1)
トーホウウラノス★ 牡5(C12) 0-0-1-1 茜(0-0-1-0)
トライアンファル★ 牝3(C29) 0-0-0-2 茜(0-0-0-1)
トーホウサンピラ- 牡4(転入) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
ハニーファレル★ 牝2(転入) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
トーホウコチヒメ★ 牝2(新馬) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
クリーミースタイル 牝6(A3) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
トーホウライカ★ 牝4(B6) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
サンケイティーズ★ 牝6(B7) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
(成績欄は左から1着、2着、3着、4着以下)
最上段の2頭(キングスゾーン、ウイニングウインド)は別格として、「フィールドクラウン」号、「トーホウアビオン」号、「フィールドナイト」号あたりが、原口厩舎の孝行息子(娘)でしょうか?
また、茜ちゃんと相性が良いのは、フィールドクラウン君ですかね。
次に、茜ちゃんの原口厩舎への貢献度について考えてみます。
山本茜騎手の2006年の騎乗成績は(12月1日現在)、
631戦 60勝(2着74回) <勝率9.5%><連対率21.2%>
となっています。
これは原口厩舎の勝率、連対率を大きく下回っています。
もしかしたら、茜ちゃんは原口厩舎に貢献していないのでしょうか?
しかしながら、原口厩舎の現所属馬だけでの山本茜騎手の騎乗成績を集計すると、
107戦 27勝(2着21回) <勝率25.2%> <連対率44.9%>
となります。
このデータでは、茜ちゃんは、原口厩舎の勝率も連帯率も大きく上回っています。
このように、やはり茜ちゃんは原口厩舎の所属として十分に貢献しているジョッキーと言えますね。
(もうすでに厩舎にいない馬での騎乗集計がされていないので少々雑なデータではありますが・・・・・。)
思うに、さまざまな要素が絡み合って、現在の原口厩舎は非常に勢いがある厩舎であると言えます。
いくら頑張ってもダメな時はあるものですが、今の原口厩舎にはものすごく良い風が吹いているように感じられるのです。
馬、騎手、人間関係、環境、タイミング・・・など、全てが良い方向に回転しているというか・・・・・。
テレビ画面からではありますが、浦和記念でのパドックで馬を引いていた名古屋の二人の調教師の姿がとても印象的でした。
胸を張って歩く角田師と原口師・・・・・。
このお二人の調教師は、さらにきっとこれからも、名古屋に新しい風を吹かすことのできる期待のお二人であると、私個人では勝手に思い込んでいるのですが、はてさて、どんなものでしょう?
それでは、また。
(参考資料>>NARデータベースより)
2006年12月1日現在の原口厩舎の所属馬は23頭となっています。
これは、名古屋競馬所属の代表的な厩舎、角田厩舎69頭、錦見厩舎60頭などに比べると1/3の頭数です。
しかし、成績を見てみると、
237戦 49勝(2着46回) <勝率20.7%><連対率 40.1%>
となっています。
角田厩舎の成績があまりにも凄いので目立ちませんが、これはかなり優秀な成績といえる数字だと思います。
総合的な数字もさることながら、2006年は東海菊花賞優勝(SP1)、くろゆり賞(SP1)優勝、浦和記念(GⅡ)2着、東海桜花賞(SP1)2着・・・など、大きなレースでの活躍が目に付きます。
代表馬は、なんと言っても「キングスゾーン」号(オータムスプリント優勝、浦和記念2着)と「ウイニングウインド」号(くろゆり賞優勝、東海菊花賞優勝、東海桜花賞2着)でしょう。
この2頭で今年23勝あげています。
まさに、いまや原口厩舎の、いや名古屋競馬の二枚看板です。
そして、注目の山本茜騎手の存在。
新人らしからぬ度胸の良さ(そういう時代なんだなぁ~・・・)で技術を補ってあまりある活躍を見せる彼女の起用法などは心憎いばかりです。
主な起用騎手は、所属の山本茜以外では、丸野勝虎が多いようですが、他にも竹下太、吉田稔、岡部誠、安部幸夫など名古屋の代表的なジョッキーをまんべんなく起用しています。
これは、原口師が名古屋の騎手出身である(特に丸野騎手は兄弟子)ということも理由のひとつにあるのではないでしょうか。
茜ちゃんも、ホント良い厩舎に入ったものだと感じます。
いくら素質があったとしてもですよ、~環境にも恵まれ、良い馬と巡り合い、そして結果を残してしまう・・・・・~そんな彼女の強運は一体どこから湧き出てくるものなのでしょうかね。
でもそれは、逆に原口師にとっても、上昇気流を生み出すような非常に大きな出会いであったようにも見えます。
それでは原口厩舎の所属馬の23頭の詳細を見てみます。
(JRAに復帰していった「デイバイデイ」号のように、もうすでに所属馬ではない馬は外しています。)
左から、
馬名、性別、馬齢、直近レース格付、2006年成績、(うち茜J騎乗成績)
となっています。
キングスゾーン★ 牡4(A1) 13-7-1-2 茜(7-5-1-2)
ウイニングウインド 牡5(A1) 10-1-1-5 茜(6-1-0-3)
クリーンパートナー 牡7(B6) 2-5-4-15 茜(1-2-1-4)
フィールドナイト★ 牡5(B10) 3-7-3-12 茜(3-2-2-7)
ジョリーヴォア★ 牝4(B12) 1-2-2-13 茜(0-1-2-6)
トーホウデューク 牡3(C26) 0-2-2-13 茜(0-1-0-6)
フラトネスライン★ 牝4(C8) 1-7-4-3 茜(0-1-3-1)
フィールドクラウン 牡4(B7) 5-2-0-7 茜(5-2-0-6)
ビューティフォーム 牝5(B8) 0-0-0-14 茜(0-0-0-6)
トーホウアビオン★ 牡3(3-2) 4-2-0-8 茜(2-1-0-1)
ソングフォーユウ★ 牝5(B1) 2-4-3-4 茜(1-3-1-2)
ドリームルージュ 牝2(2-2) 1-0-0-7 茜(0-0-0-1)
ブラックフリート★ 牡4(C20) 3-1-1-0 茜(1-1-0-0)
オーエスレディ★ 牝2(C25) 1-1-2-0 茜(1-1-1-0)
ヴァーツラフ★★ 牡3(C17) 1-0-1-1 茜(0-0-0-1)
トーホウウラノス★ 牡5(C12) 0-0-1-1 茜(0-0-1-0)
トライアンファル★ 牝3(C29) 0-0-0-2 茜(0-0-0-1)
トーホウサンピラ- 牡4(転入) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
ハニーファレル★ 牝2(転入) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
トーホウコチヒメ★ 牝2(新馬) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
クリーミースタイル 牝6(A3) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
トーホウライカ★ 牝4(B6) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
サンケイティーズ★ 牝6(B7) 0-0-0-0 茜(0-0-0-0)
(成績欄は左から1着、2着、3着、4着以下)
最上段の2頭(キングスゾーン、ウイニングウインド)は別格として、「フィールドクラウン」号、「トーホウアビオン」号、「フィールドナイト」号あたりが、原口厩舎の孝行息子(娘)でしょうか?
また、茜ちゃんと相性が良いのは、フィールドクラウン君ですかね。
次に、茜ちゃんの原口厩舎への貢献度について考えてみます。
山本茜騎手の2006年の騎乗成績は(12月1日現在)、
631戦 60勝(2着74回) <勝率9.5%><連対率21.2%>
となっています。
これは原口厩舎の勝率、連対率を大きく下回っています。
もしかしたら、茜ちゃんは原口厩舎に貢献していないのでしょうか?
しかしながら、原口厩舎の現所属馬だけでの山本茜騎手の騎乗成績を集計すると、
107戦 27勝(2着21回) <勝率25.2%> <連対率44.9%>
となります。
このデータでは、茜ちゃんは、原口厩舎の勝率も連帯率も大きく上回っています。
このように、やはり茜ちゃんは原口厩舎の所属として十分に貢献しているジョッキーと言えますね。
(もうすでに厩舎にいない馬での騎乗集計がされていないので少々雑なデータではありますが・・・・・。)
思うに、さまざまな要素が絡み合って、現在の原口厩舎は非常に勢いがある厩舎であると言えます。
いくら頑張ってもダメな時はあるものですが、今の原口厩舎にはものすごく良い風が吹いているように感じられるのです。
馬、騎手、人間関係、環境、タイミング・・・など、全てが良い方向に回転しているというか・・・・・。
テレビ画面からではありますが、浦和記念でのパドックで馬を引いていた名古屋の二人の調教師の姿がとても印象的でした。
胸を張って歩く角田師と原口師・・・・・。
このお二人の調教師は、さらにきっとこれからも、名古屋に新しい風を吹かすことのできる期待のお二人であると、私個人では勝手に思い込んでいるのですが、はてさて、どんなものでしょう?
それでは、また。