月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

似たもの母娘のはなし

2011年10月03日 22時26分11秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
ずいぶん寒くなりました。
北海道では雪が降ったそうですね。

娘があったかそうなポンチョを選んで送ってくれました。

フードもついていて、これからの季節に重宝しそうです。

色合いも大好きな感じです。

そういえば…

ついこの間、刺繍の模様がひとめで気に入って買ったワンピースによく似合いそう!

と思い、合わせてみると



どうですか?

ぴったりでしょう!!

娘は、このワンピースのことをしらないはずなのに…


仲良し母娘は趣味まで似てくるんですね!


さて、秋の一日、どこへお出掛けしましょうか…


喪主代理

2011年10月03日 21時23分03秒 | 仏々相念(住職日記)

これは兄ちゃんの・・・

 

幼なじみのお父さんが往生なされました。

幼なじみはインドネシアで暮らしています。

遠方故に帰ることができませんでした。

 

彼には弟さんがおられ、関西から急ぎ帰られた。

通夜のお勤め中に着き、棺に縋るように泣き崩れていました。

つぶやいては泣き・・・

あ~、この子もいろいろ思うんだろうな~って思ったことです。

 

子どもたちがいない病床から通夜葬儀に到るまでお父さんの兄弟方々が取り仕切っておられました。

有難く思ったでしょうね・・・

身内ってこんなにいいもんだと思ったでしょうね・・・

そんな叔父さん、叔母さんを立てて弟さんが一生懸命接しておられた。

当然なのでしょうが、気も使うのでしょうね・・・

 

「兄貴の分も・・・兄ちゃんの代りに・・・」

帰ってくる時にインドネシアの兄の所に連絡を入れたが帰れないという返事・・・

「お前、後悔するぞ!それでもいいんか!」って言ったんです。

それでもやっぱり帰れない兄を思うのでしょうね・・・

いい子です!

 

帰ることの出来なかった幼なじみも遠い外国の空を見上げ「親父・・・ごめんな!」ってきっと泣いていたことでしょう。

「分かっとる、分かっとるから大切に生きるんだぞ!これからも一緒だから・・・」って聞いてくれたでしょうか。

そちらにもきれいな月が出ているのでしょうか・・・

 

喪主代理としてガンバる息子をお父さんも喜ばれたでしょう。

「よう帰ってくれたね!ようその手を合わせてくれたね!・・・」って。

 

子どもに返り泣けることができてよかったね・・・

この度の思いを大切にしながら人に接していけたらいいですね・・・


西蓮寺様のご法縁~香川常例布教回想録~のはなし

2011年10月03日 20時03分09秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
香川常例布教7日目は、9月14日、観音寺市の西蓮寺様のご法座にお参りさせていただきました。

はじめてお参りさせていただいたのですが、以前四州教区のキッズサンガの研修会で坊守さまとお会いしたことがあり、親しく優しく接していただきました。

自坊から教務所までは約200kmと、かなり距離があるので、なかなか研修会等の行事に参加できませんが、こんな風に出遇いがひろがれば、できるだけ参加してみようと思ったことです。


ご法座は午後からのご縁でした。
まだ残暑がきびしかったですが、
「悲願はたとへば太虚空のごとし」
(阿弥陀様のご本願は大空のようなものだよ)
のご文をいただくには、ぴったりの青空でした。

お話させていただいている私はこんなにちっぽけなのに…

ちっぽけなもの故に、
阿弥陀さまは
あの大空のように私を真ん中にして
見ていてくださる
いだいてくださる

ご住職さま、坊守さま、お同行さまのまなざしと微笑みに
お育てをいただきました。

西蓮寺様、ありがとうございました。