月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

湯疲住職

2011年10月21日 19時55分21秒 | 仏々相念(住職日記)

限界・・・

 

午前中、御取り越しのご縁をいただきました。

今日は、坊守と一緒に今季初めてのお参りとなったのですが、午後からの法務の都合上、2台連なってのお参りとなりました。

こんなふうに2台でお参りすると「何かあったんですか?喧嘩してるんじゃない?」といろんな心配をおかけすることもあります。

私の中では、多分まだ大丈夫!って思っているのですが・・・

 

各御門徒宅にお参りを始めた時はまだ雨も小雨程度で、「この間に・・・」って急いでお参りしたことです。

しかし、御座をお勤めさせていただく頃になると雨も自然にキツクなってしまいました。

あ~、もうちょっと我慢しとってくれたら御門徒もお参りし易かったのにな~って屋根に落ちる雨音を聞きながら思ったことです。

有難いことに、こんな雨でもお参りしてくださるお同行・・・頭が下がります。

上は90過ぎのお婆ちゃんがお参り下さるのですが、朗らかで冗談も言えるような優しいお方・・・

皆それぞれにしんどいところを抱えながらも朗らかにひと時を喜ばせていただいたことです。

私も楽しみにしている坊守の法話が聞けて嬉しかったです。

 

H講中の御取り越しを終え、国道に出て右左・・・

坊守は市内の御門徒へ、私はそこから南へ30キロ程の御門徒へそれぞれに時間に間に合うように急ぎます。

キツイ雨のなか、運転しながら右首から右肩へ酷い鈍痛と闘います。

もうガチガチなって指も入りません・・・

撫でたり押したりしながら40分程走ります。

そこでも温かいおはたらきをいただき、ひと時仏さまの前に座らせていただいたことです。

心はもの凄く温かく軽くしていただくのですが、鈍痛は酷くなるばかり・・・

もういけん、限界・・・温泉、入って帰ろう!

そう決心して宇和島へ帰ります。

宇和島への帰り道には2か所温泉があります。

中間地点と宇和島へ10キロ地点のいつも行くところ・・・

中間地点のこの温泉、いつ行ってもガラガラなのです。

設備が悪いということではないのです、きれいだし塩湯温泉だし、いいのですがなぜかガラガラなのです。

ちょっと小さめで露天風呂がないからでは・・・という人もおられます。

サウナも4人入ればギチギチなのですが、ガラガラですから問題ありません。

2時間、ず~っとサウナに入っていました。最高に気持ちいい!

今日はなぜか絶好調でず~っと20分台・・・

いつもは精々15分が精一杯なのですが、気持ちよく入れるのです。

右首から右肩にかけ、ず~っと擦ったり揉んだりお陰で大分軽くなったような気がします。

 

サウナに入ると悪い癖がありまして、他の人と競ってしまうのです、入っている時間。

そんなの思うの私だけなのでしょうが、「よし、この人より後に出るぞ!」なんて馬鹿なことを考えるのです。

今日は、絶好調でしたので負ける気がしません・・・連勝を重ねる大横綱の気分。

サウナに入り始めて2時間程になった頃、20分になったしそろそろ出て水風呂入って、塩湯浸かってって思っているところに10代の若い青年がサウナに入ってくるのです・・・

「お~、ここでこうくる!」って朦朧となりながらも青年に胸を貸します・・・頼まれてもないのに・・・

いい訳を考えるのです・・・「オレは、もう20分も入っているし、この子より早く出たところで負けではない!」って。

がしかし、以外にも早く出てしまう青年!「まだまだだな~・・・よし、25分過ぎたしそろそろ・・・」って思っていると常連ぽい人が入ってくるのです。

「昨日までいい天気でしたが、酷い雨になりましたね~」って余裕綽々。

「ほんとに・・・」ってそれどころじゃない状態の私は、負けても堂々と立ち去る大横綱「北の湖」よろしく水風呂に・・・

何をしてるんだか・・・

お陰で肩は軽くなったが湯あたりでドッと疲れているのです。

 

体力の限界!これは千代の富士でしたね・・・