月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

沙羅の会~新聞紙エコバッグ~のはなし

2011年10月23日 21時30分55秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
今日は徳正寺仏教婦人会《沙羅の会》の例会で《新聞紙エコバッグ》を作りました。

先生はメンバーのなかのSさん。デイサービスの工作の時間に習われたのだそうです。

丁寧に几帳面に皆さんに教えてくださいます。

皆さんも楽しそうに…でも「見るほど簡単じゃないね~」「うまくいかない~」と悪戦苦闘!

それでも教えあいしながら、なんとか完成!!

新聞でも、カラーの広告があればそれを表の柄にみたてると、すごくかわいくなりました。

新聞紙とあだどるなかれ!!

案外丈夫なので、お野菜やおみかんのおすそ分けに使ってもいいと思います!


今月も阿弥陀様の前で、にぎやかな会が持ててよかった~です!!


次回は11月6日(日)朝9時30分からです。
報恩講のバザー用のお念珠を作ります。

どうぞ、お参りください!

四年之間

2011年10月23日 19時07分45秒 | 仏々相念(住職日記)

人を守る力に・・・

 

御取り越しのご縁に会わせていただいています。

「もう4年になります。」愛する御主人をお亡くしになられた奥様。

これまではお会いしても一生懸命の笑顔でしたが、今日の笑顔のなんて自然なこと・・・

 

子どもさん家族やお身内の方、友だち・・・いろんな方のお力をいただき立ち向かわれるのでしょうね。

今、病院の介護施設で働いておられるのだそうです。

「介護をさせていただきながら思うのです、主人や父にこうしてあげたかったな~。出来なかった分をさせていただいています。」って・・・

あ~、そうだったんだ。この方の優しいほほ笑みはここから来ていたんだと・・・

 

悲しい現実に出会います。ボロボロになるほどに悔むのです・・・

「でも、それでいいんや・・・その悔む思いを目の前で泣く人に返してあげればいい。その背中を擦ってあげればいい・・・」恩師の言葉を思い出していました。

あ~、こういう姿にならせていただくんだと思わせていただきました。

 

息子が大好きなアーティスト「YUI」の新曲にこんな歌詞が出てきます、

「悲しみはいつか優しさになる、優しさは人を守る力に・・・」

毎日、風呂で熱唱する息子の声に切ない中にも温かいものを感じています。

 

悲しみに潰されそうになる私を支えてくれるあなたの優しさに出会う・・・

あなたのしんどさから出てくる優しさに触れ、私も優しくなれる・・・

その優しさは、目の前でなく人の背中を擦り抱きしめるはたらきになるのでしょう。

 

なんといいひと時でした・・・

 

自然に微笑む顔に安心してお茶をいただきながら少々雑談もして帰って来ました。

「住職さん、私の友だちは住職さんと中学の同級生なんですって・・・御葬儀か御通夜の時に会ったそうなんです。〇〇さんて御存じですか?」

「・・・ん~、すいません、コイツは人付き合いの悪いヤツで同じクラスでも知らない人の方が多いくらいなんです。女性ですよね・・・すいません、もっと広く仲よくしておけばと反省しています。」

同級生の多い世代でした。

この狭い街でも結構同級生がいるのかもしれません・・・全然分かりませんが・・・

なんて笑えない笑い話までしてきました。

 

この4年でやっとこんな話もできるようになったよな~。

 

今日もひと時、御門徒の優しい微笑みに生かさせていただく喜びを感じたことです。

あ~、温かい一日だったな~・・・