月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

会話断絶

2011年10月20日 18時24分23秒 | 仏々相念(住職日記)

広がらんよね~・・・

 

「あのトラック、何積んどるんやろうね?」って娘。

「さあね~、トラックの運転手さんに聞かんといけない!何積んどるんですか~って。」って私。

「折角話題を振ってあげてるのに直ぐに断ち切るよね~。もっと広げな~。」

「そんなこと言うても分からんモン考えても仕方ないやん。聞くのが一番よ!」

「いやいや、積荷が知りたいんやなくて想像したら面白いことが浮ぶかもしれんやん。お母さんならノッテくるよ!夢がない夢が・・・」

ってこんな感じでいつも娘に注意されます。

 

別に話を断ち切っている訳ではないのですが、用件が済めばそれでいいかな~って思う方で・・・

考えるのが嫌なんでしょうね・・・

もう、脳自体が呆れておりシナプスも手を繋がないのでしょう。

電話なんかでもそうなんです・・・

「・・・そんなとこよ・・・」って自分でも可笑しいくらい話すことが無くなればまとめようとしています。

「広がらんよね~」って呆れながら笑う娘。

 

いつもいつもこんな感じ・・・

 

日常の会話や電話だけでなく法話にしても広がりません・・・

これが一番辛い・・・

行き当たりばったりの話のために大したことも言えない上にモコモコもつれながら話すのですから大変です。

そりゃそうですよね、シナプスにここだけキメテくれって言ってもそうはいかないのでしょう・・・

やっぱり少しでも日常から広げるように努力しなければいけないのでしょうか・・・

でも、出来る限りの力でその時のご縁のお味わいをさせていただいているつもりです。

だからなのでしょうか・・・もの凄く疲れます。

その上、家に帰ってまで・・・って思うのはこっちの身勝手なのかもしれません。

 

やっぱり苦手だな~話すの・・・そのクセ、家族とは一緒にいたがるのですから・・・

迷惑をかけることです。