月のひびき (徳正寺だより)

“いま”出遇えた一瞬をパチリ
それは仏さまとの日暮らし…

法要出勤

2011年10月13日 20時48分32秒 | 仏々相念(住職日記)

涙が・・・

 

坊守と一緒に親鸞聖人750回大遠忌法要に出勤させていただきました。

今年で結婚20周年を迎える私たちがこうやってここに参らせていただく幸せを思ったことです。

偶々、縁儀で私の前を一歩一歩歩む坊守の背中を見ながら、

「しんどいことばっかり・・・辛いことばっかり・・・申し訳ない・・・その明るさと優しさを支えにたどたどしながらもここまで歩まさせていただいたよな…ありがとう!これからも一緒に!」

縁儀で入堂させていただき坊守の背中の向こう正面に親鸞聖人の御影を拝見させていただいた時には、

「2人でよう参ったね、はよおいでおいで・・・」って言ってくださっているようで嬉しくて涙が出ました。

 

団参の時に聞かせていただき感動した御消息、もう一度拝聴したくて・・・

「この身は いまは としきはまりて さふらえば さだめて さきだちて 往生し候はんずれば

浄土にてかならずかならず まちまいらせそふらふべし」

皆さまのお陰できれいになった御影堂、お内陣、

きれいにきれいにお飾りなされているお荘厳のなかに座らせていただき本当によかった・・・

崩れそうな私に優しさいっぱいをくださるようなお手紙を聞かせていただき、「よかった・・・」

ただ、そう思うひと時でした、「本当に、よかった・・・」

 

涙が出ます・・・


源勝寺様永代経法要~香川常例布教回想録~のはなし

2011年10月13日 20時13分49秒 | ふうわりふわり(坊守日記)
香川常例布教の最終日、11日目のご縁は、9月18日、高松市の源勝寺様の永代経法要にお参りさせていただきました。

少しこんもりとした小山に建つ閑かなたたずまいのお寺です。

休ませていただくお座敷のお床には、心洗われるような白蓮華の掛け軸が掛けられていました。

やすらぎのひとときをいただきながら、この度の香川常例布教のご縁もいよいよ最後のご縁…と思いながらふと顔を上げると、「智海」の額が掛けられていました。

「智海」は私の法名にいただいているご法語です。

阿弥陀さまが、
お釈迦さまが、
親鸞さまが、
次第相承の善知識さま方々が、
亡き父母が、
先立ってゆかれた愛しい人たちが、
愛する家族が、
今、ともに生かさせていただいているいのちの仲間が、

こぞって…

「智海よ…」

と、私を呼んでくださっているように聞こえました。

この道をひたむきに歩ませていただこうとあらためて思い、お取り次ぎさせていただきました。

いま、この時を生かさせていただいているために、どれだけの因縁が重なったか…
すべてがお念仏という《たていと》に貫かれ、時と空間のご縁のなかでの様々な出遇いが《よこいと》となって、いのちの世界が織りなされてゆくのですね。

源勝寺様のご縁では、手作りの《修多羅》を皆様に触れていただきながら、いのちのつながりを感じていただきました。

そして、あの清らかな白蓮華の咲くお浄土へ往生させていただくという、《また会える世界》まで仕上がっている安心を、皆様とご一緒にお味わいさせていただきました。

源勝寺様、尊いご縁をありがとうございました。


こうして、初めての香川常例布教のご縁をつとめさせていただきました。
多くのご縁に感謝させていただきます。