人間にはいろんな人種があるけれど、生物学的に言えばこれはすべて亜種、変種、地方型であって種としては同一なのである。ヒットラーは『わが闘争』の中で人種論をぶち、「自然には動かしがたい法則がある。いかなる動物も同じ種の仲間とでなければ交わらない。ヤマガラはヤマガラと、ウソはウソと、雄のコウノトリは雌のコウノトリと、野鼠は野鼠と、二十日鼠は二十日鼠と雄の狼は雌の狼と交わる」などと見当外れのことをわめいているが、これはこの一種の天才児がやはり正真正銘のバカであることを証明するに足りる。どんな人間も、相手がユダヤ人であれブッシュマンであれプカプカ島の住民であれ、いずれとも交わって子供を生めるし、さらにその子は子孫を残すことができる(北杜夫)。
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