えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

朝鮮半島と高松塚、キトラ古墳

2022年11月06日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 関西大学飛鳥文化研究所と奈良・明日香村教育委員会が毎月同村中央公民館で開催している「飛鳥史学文学講座 ーやまと・あすか・まほろば塾ー」、今月は高松塚古墳、キトラ古墳が築造されたころの朝鮮半島情勢をもとに、当時の日朝関係を考えます。
 その頃の朝鮮半島は三国時代が終わり、新羅が最初の統一国家になっていました。日本からは遣新羅使を派遣していたそうです。私は初めて聴く話です。とても面白そうです。ご興味お持ちの方はぜひお越しください。
 
 「朝鮮半島情勢から考える高松塚・キトラ古墳」
 講師 関西大学文学部教授 井上主税
 日時 11月13日(日)午後1時~3時
 場所 明日香村中央公民館(同村川原91-1)
    最寄り駅は近鉄飛鳥駅です。
    同駅から会場まで無料のバスが出ています。出発時間は
    11:40、12:15、12:40
 受講料 この講座は年会費(5000円)制ですが、1回だけなら1000円です。
 問い合わせ先 関西大学教育後援会 (電話06-6368-0055)

 この春から飛鳥史学文学講座振興会長を務めていて、一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。この日も参加します。お問い合わせお申し込みは私にご連絡くださってもかまいません。お越しをお待ちしております。

 先月の様子はこちらをご覧ください。

  これから先は宣伝です。
 造花のことなら、大阪で100年の歴史を誇る造花輸入問屋の(有)ニューホンコン造花へ。卸専門です。装飾造花、ギフト造花から菊、百合、樒(シキビ、しきみ)、榊(サカキ)など仏花、神様用造花まで扱っています。
 (有)ニューホンコン造花 
 〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
 TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187  
 ホームページ http://nhkf.jp  E-mail info@nhkf.jp
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奥高野・限界集落の仏像

2022年11月01日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 飛鳥史学文学講座(明日香村教委・関西大学飛鳥文化研究所主催)の533講が10月16日に同村中央公民館であり、同大文学部教授の長谷洋一さんが「奥高野・野迫川村の仏像」について話しました。

 奈良県吉野郡野迫川村は奈良県南西部に位置し、面積は堺市より広く約155平方キロメートルあります。しかし住民は347人、離島を除くと日本で一番人口の少ない村です。村内16の集落の多くは「限界集落」です。その集落それぞれに無人のお寺があります。数年前にその中のあるお寺に泥棒が入り、仏像などの所蔵品がすっくり盗まれてしまいました。しかし、警察に届け出をしようとしても、何が収められていて何が無くなったのかさえ分かりません。危機感を持った村教育委員会が、長谷さんに調査を依頼。約二年かけて13か所、彫刻など91点を調べ上げ今年3月に調査を終えました。その報告会でした。

 1950年の文化財保護法施行以前に国の文化財に指定された 旧国宝(現在の重要文化財)、県指定、村指定の仏像など貴重な仏像もあります。指定にはなっていないものの、長谷さんの判断では国指定、県指定にしてもよい仏像も多数。ある阿弥陀如来像は平安時代の作で、台座もその当時のもの(写真下上)。台座は仏像より壊れやすく、仏像は残っても台座は後年に作られたのが多いそうです。平安時代の仏像、台座がともに残っているのは国内では数例。本尊の両横に毘沙門、不動明王の立像が立つ(写真中)のは比叡山・天台宗の流れを汲むもので、本尊も含め平安時代作となると歴史的価値は高い。鎌倉時代作の弁財天(写真一番下)はその姿、色彩共に素晴らしく、京都の浄瑠璃寺の国宝と類似していると。冒頭写真は平安時代(12世紀後半)の作で国指定の阿弥陀如来立像。
 
 
  

 それぞれの仏像や絵画工芸品は、これまで地域で大切に保存されてきました。しかし同村は50年前は3300人もいた住民が今は1割程度。集落の多くが限界集落になっています。長谷さんは、
 「人が一番だが、限界を超えた時、文化財がどうなるのか。答えは思い浮かばない。文化財の消失は村の歴史の抹殺にもなりかねない。これからは研究よりも保護に力を入れていきたい」。

 その野迫川村、熊野参詣道小辺路(くまのさんけいみちこへち)が通り、雲海、アマゴ釣りが楽しめます。 平維盛ら平家の落ち武者ゆかりの地。県内随一のアルカリ度を誇る天然温泉が湧く宿泊施設ホテルのせ川もあります。ぜひ野迫川村へ

 9月の飛鳥史学文学講座の様子はこちらを。

 これから先は宣伝です。
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パーパスモデル よりよい社会を作る

2022年10月23日 11時00分00秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 「パーパスモデル 人を巻き込む共創のつくりかた」(吉備友里恵、近藤哲郎著、学芸出版社)を読みました。利益追求だけを目的とした上意下達の関係でなく、パーパス(よりよい社会を実現するための共通目的)を軸にした横のつながりで立場を超えた人や組織が新たな価値を共創していくモデル(設計図)を世界標準にし、より良い社会を私たちで作っていこうと呼びかける野心的な著書です。

 会社でもそうですが、仕事も違う、環境も違ういろんな立場の人や組織が集まる活動では、参加する個々の目的が一層違ってバラバラになったり、深刻な対立を生じることが多々あります。そんな中、パーパスをグループの全員が共有すべき共通目的とグループ員がそのグループで達成したい個々の目的とに分けることで分裂、衝突の回避を図ります。共通目的は社会的な観点が必要ですが、個々の目的はある面利己的であっても共通目的に沿えばかまいません。その共通目的、個々の目的ともにきちんと言葉にし、お互いの目的を理解し尊重し合います。これが基本になり、その共通目的、個々の目的に沿う役割を分担します。
 その役割分担もまた横のつながりです。推進者の想いが強いと、参加者に同じだけの想いと関わりを上意下達的に求めてしまいます。ゆるく関わろとしている者にはとても重荷になり、活動から遠ざかる原因にもなります。ゆるやかな関わりを包摂することで、視点の数や実際の人手を増やせ共創を促進する。関わりの程度を分けた役割を、ここでも言葉にしておきます。ゆるやかな関りを設けることは活動自体をより一層社会に開くことにもなるでしょう。
 さらに参加者にインセンティブ(刺激、報奨、動機付け)を与えることも説いています。共通目的には賛同していても、「やらされている感」が多い活動からは自然と足が遠のいてしまいます。それを引き留め、はたまた主体的な活動を促すのにはインセンティブが必要だと。
 
 平和や人権、日韓朝を含めた他民族との友好親善、地域のコミュニティや福祉など様々な活動に参加しています。それこそこの著で言う主体的に関わっている場合もありますし、ゆるやかな関わりもあります。それらに参加しながら思うのは、目的自体はとても崇高なのに活動が広がらない、もしくは衰退していく。半面、地域や行政、教育機関ともつながりを深めて発展を続けるグループもある。どこにその違いがあり、活動を発展させられるのか。
 絶対的な真理を求め、そこから少しでも外れるものは排除する。あまりにも目的が大きく本来は関わっている人、組織が自らのことと考えず、参加する動機が生まれない。はたまた上意下達のグループ。今や、そんな活動では広がりは見えないのでしょう。
 繰り返しますが、このパーパスモデルは、共通目的と個々の目的とに分けて、さらにはゆるやかな関わりも認め参加者の門戸を広げます。参加者にはそれぞれに応じた役割をインセンティブとともに持ってもらう。それでこそ様々な視点や人手、資金まで集まり、持続可能は組織活動となるのでしょう。
  
 著者は若干30歳前後の若者。そうでありながら、「参加者に対して余白を作る」、「人の関わりにはグラデーションがある」と人の機微にまでも迫っていきます。著者自らが様々なプロジェクトにかかわる中での苦い体験、はたまた色々なプロジェクトをリサーチする中で見聞した課題を自らのものとしたからこそでしょう。私も含め著者よりも何年も長く色々な活動にかかわってきた者でさえ気づかされ、これまでの活動の修正を迫られるモデルです。
 著者はこのモデルを「多くの人が試行錯誤しながらアップデートしてきた知見を集めてできたもの」とした上で、オープンソース化しています。今後様々なプロジェクトで使われる中、モデルはさらに深化、進化していくでしょう。著者は終わりを「長期的な価値と自分たちが生きたい未来を信じて、みなさんと一緒に踏ん張りたい」と結んでいます。若い人の決意に、未来は明るいと希望を抱かせる本です。ぜひともご覧ください。

 まあそれにしても、自らの浅学を披露するようやけど、インクルーシブ、サーキュラー都市、コントリビューター、ビーガン、モジュール式スマホ、ウォーターフォール ・アジャイル開発等々、新しい用語のオンパレード。勉強にはなったけど、もうちょっと易しい言葉はなかったんやろか。いえいえ、こっちの方がついていかんとあかんのやろな。アカン、アジャイル開発の意味もう忘れてしもた。

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あいさつに3年半

2022年10月19日 21時00分00秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 その「明るい職場を作る!明るいセミナー」本題の幸南食糧 川西修会長のお話です。

 15年前に社員13人だったころ、売り上げの3割の取引をしているお客様から電話一本で商いを止められた。理由を聞くと、「お宅の社員の仕事が乱暴で、挨拶もできない。取引をしていたら将来的に当社のマイナスになる。」と言われた。モノでなく人のクレームだった。それから社内のあいさつを一流にしようと。毎朝社員が来るのを元気よく挨拶して迎えた。返事しない者、「挨拶したら売上上がるのか」と問うベテラン。9日目に一人の社員が「社長、私も社長と一緒に朝立ってあいさつします」と、言ってきてくれた。社内で徹底さすのには3年半かかった。一流になった。明るい会社になった。今の当社があるのは、15年前に売り上げの3割のお客様が去ったから。
 管理職になるのには、「挨拶に一言付け加えられるようにならないといけない」と定義している。いつもどうやったら感謝してもらえるのか、ありがとうと言ってもらえるの考えている。

 今時、「あいさつにそんな」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし小さいな会社を経営してきて、よく似た経験を持つ私には身につまされる思いです。

 右が川西社長、左が竹原編集長。

 この前段のお話は、お手数をおかけしますが以下をご覧ください。

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商いの種はいくらでも

2022年10月17日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 「明るい職場を作る!明るいセミナー」が先月29日、大阪産創館で開かれました。この日の明るい職場代表は、大阪松原市の幸南食糧(株)の川西修会長。日本一明るい経済新聞の竹原信夫編集長と対談しました。

 その前に竹原編集長が、最近取材したユニークな会社を紹介。
 ある美容院は最近はやりのファスティング(一種の断食)をお客様に勧め、相談に乗る一方そこで使われるオートミールなどの食品を販売。お客様にもありがたがられながら売り上げを伸ばしている。
 車の修理会社は、車のラッピングに特化。ベンツなどの高級車にわざとさびのような模様を施し古ぼけたイメージに仕上げていて、人気。
 ノンアルコールの流れからカフェインレスの珈琲を売り出した会社。
 配膳ロボットの製造会社は月7、8万円でレストランへリース。時間給にすると3、4百円のコストで済み、人材難の外食産業に重宝がられている。
 ハチやアブが天敵のトンボを嫌がる習性を利用して、オニヤンマのブローチを製作。渓流釣りなどの釣り人が肩にそれをつけると、害虫が寄ってこなくなる。疑似餌メーカーの新たな製品です。
 無人店舗が増えている中、高層ビル内のオフィスと契約。昼食時、会議室に弁当を置いてもらって無人販売。代金はスマホのQRコード決済。昼食時にエレベーターが満員で下まで降りるのに苦労する社員からも会社からも喜ばれている。

 はたまた、銘木総研(本社・大阪市)さんは10年前に倒木した源頼朝お手植えと伝えられる千葉山智満寺(静岡県島田市) の頼朝杉材を使って、「大願成就」ストラップを作るプロジェクトをプレゼン。
 
 どこそこにも商売の種は転がっているんですね。ということで、本題の川西会長のお話は明後日ぐらいに。すみません。

 写真はその銘木総研さんのプレゼンの様子。

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9月の飛鳥史学文学講座は2本立て

2022年10月12日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 先月9月の飛鳥史学文学講座は特別に二本立てでした。午前中は関西大学OBで鳥取県文化財局の濱田竜彦さんが、弥生時代の日本海交流の拠点として栄えた鳥取・青谷上寺地遺跡について、午後は作家の玉岡かおるさんが万葉人の大海原への挑戦を話しました。

 青谷上寺地遺跡からは人数にして109体分の5300点以上に及ぶ人骨群が見つかり、頭蓋骨3点には脳が残っていて、日本最古の人間の脳の発見でした。狩猟、農工具、食器、玉、司祭具など出土品も多数で、紀元前4世紀ごろから700年にわたり交易とものづくりの拠点だったことが判明しています。今ごろは弥生時代は紀元前3世紀からではなく、紀元前10世紀ごろには始まったとされ、弥生期は約1000年間続いたと言われているそうです。これほど長きにわたっているため前期と後期では大きな差があり、前期から後期の人の営みがたどれるのはここだけだと。 
 DNA鑑定によると、この遺跡で発見された弥生人の遺骨は縄文人とは差がみられたが、現代人とほぼ近いと。一瞬驚きましたが、弥生以降、朝鮮半島からの流入はあったにしても原住民族の本質を変えるような出来事が起きていないのだから、当然と言えば当然なんでしょうね。

 この講座は関西大学飛鳥文化研究所と明日香村教育委員会共催で、月一回、奈良・明日香村中央公民館で開かれていて、今月は16日(日)午後1時から同公民館で開催。関西大学文学部教授の長谷洋一さんが「奥高野・野迫川村の仏像」について話されます。
 ご参加希望の方は司元にご連絡ください。

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困窮するアフガニスタン

2022年10月11日 21時00分00秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 国際ジャーナリストでNGO「イラクの子どもを救う会 」代表の西谷文和さんのアフガニスタン取材報告会が、昨日10月10日に西淀川区民会館でありました。タリバンがアフガニスタンの政権を奪取してちょうど1年目の今年8月中旬に現地を訪ねたレポートです。同国を13回も訪ねている西谷さんは「今が一番困窮し、危ない状況だ 」と。タリバン前よりも生活のレベルが下がり、緊急支援が必要なアフガニスタンの様子が伝わってきました。

 西谷さんは8月10日から20日にわたってアフガニスタンに滞在。首都カブールと、故・中村哲医師が灌漑した同国東部のクメール川流域を訪問。中村医師が亡くなったジャララバードの街で中村医師の死を現地の人に問うと、「兄弟が殺されても悲しいが、それ以上に悲しい」など、亡くなって3年たつ今も敬慕されている様子が分かります。
 その街で暮らす女10人男1人計11人の子供を持つ50代の男性は「タリバン政権に戻った後、仕事も無くなり8歳の子供を2万マクガニー(約300ドル)で村のお金持ちに売った。それしか方法がなかった。この状態が続くとまた売るかもしれない」。

 同会ではこの12月に、現地の通訳にお金を送り冬場を乗り切るための毛布などを配る予定で、寄付を募っています。

銀行振込
三井住友銀行 吹田支店 普通口座番号 3712329
口座名義:イラクノコドモヲスクウカイ ニシタニ フミカズ
郵便振込
口座番号:00970-5-222501
口座名義:イラクノコドモヲスクウカイ

 あわせて同会のホームページもご覧ください。現地の様子が詳しくわかります。

 以下のような報告もありました。
 ・アフガニスタンでは世界のケシの9割が生産されていて、麻薬の元になっている。小麦を育てるよりケシを育てる方が金になるので栽培している。軍閥の資金源になっている。
 ・中村医師を襲った犯人らは隣国の方向に逃げた。隣国が中村医師殺害に関わったとの推測も成り立つ。
 ・4か月前にも学校で自爆テロが起きた。少数民族が標的になった。
 ・女性が外で働けなくなっている。学校も12歳までしか行けない。タリバンの穏健派の中には女性の教育を認めようとする人たちもいて、女性への教育も復活するかもしれない。
 ・女性が働けないので、困窮する家庭が出てきている。
 ・お金持ちや技術者が海外に逃げて仕事が無くなった。
 ・アメリカがアフガニスタンの海外資産を凍結していて、それも経済破綻の原因になっている。但し、一部凍結を解除するそうなので、少しは援助が届くかもしれない。
 ・これほどの困窮が続くと、この冬にどこかで蜂起が起きるかもしれない。
 ・国際社会も、アフガニスタンへの支援をようやく増やしだしている。

 女性への差別について、筋違いなのでしょうが、西谷さんに「中村医師はそのことをどう考え、どう行動していたのか」と尋ねました。
 「中村さんは学校も作ったが、そこに来る子供らはほとんどが男の子。中村さんはヒューマニストだから女性のことは考えていただろうが、そこに切り込んでいったりはしていなかった。郷に入っては郷に従えだったのだろう」
 ペシャワール会から届く会報でも、中村さんは、東洋や西洋の考えを第一にするのではなく、アフガニスタンのやり方にも敬意を払うべきだというようなことをよく書かれていました。何が正しいのか。はたまたこちらが正しいと思うことをどのように伝えていくか。本当に難しい。

 会場で金ホンソンさんとお会いしました。また毎日新聞時代の同僚Kさんが自らの持ち場を越えて取材に来ていました。

 写真は西谷さん。

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2022年10月10日 09時00分00秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 きのう、関西大学大学昇格100周年フェスティバルが、同大吹田キャンパスでありました。様々なイベントが開かれている中、お目当ては教育後援会主催のシンポジウム「スポーツと食でつむぐ未来」。スピードスケートの橋本聖子さん、京都芸術大学副学長の小山薫堂さん、関西大学理事長の芝井敬司さんの三人が討論しました。

 面白かったのは、
 ・1920年に早稲田、慶応、同志社らがまず大学昇格を果たした。関大、立命館らは2年遅れで昇格した。関大が遅れた理由は第一にお金。当時、60万円(現代の価値に直すと60億~120億円)の基金を作らないといけなかった。大阪商工会議所会頭だった山岡順太郎(のちの学長、総理事)が資金集めに奔走。大阪では大阪医科大学(現大阪大学)に次ぐ二番目の大学となった。
 ・山岡順太郎が唱えたのが、大学の学是となっている「学の実化(じつげ)」。学理と実際の調和。真理の討究が大学の使命だが、実社会と乖離しない。
 ・東京五輪・パラリンピック大会組織委員会 理事の逮捕で、札幌五輪の支持率が上がらない。
 ・第二回パリ、第三回米・セントルイスの五輪は万博の付属として実施された。
 ・骨はカルシウムだけで成長しない。運動の刺激があってこそ。15歳までのゴールデンタイムにバランスの取れた栄養の摂取と運動が大切。しかしコロナ禍、子どもたちがスティホームを強いられている。今後の影響が心配。
 ・ユネスコスポーツ憲章では、「スポーツは権利」になっている。
 ・冒頭、コーディネーターから「橋本さんにこそ首相になって欲しい」と無茶振りされた橋本さん、最後に再びコーディネーターから「トップを考えてください」と励まされ、「〇〇〇ます」。 

 「○○○」の所はお手数ですが司元めまでお尋ねください。面白いシンポジウムでした。

 それにしても午後から雨が降り出し、屋外イベントの方々にとっては大変な状況。はたから見ていても同情しました。
 

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河瀨直美監督講演

2022年09月22日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 「日本にはいいところがいっぱいある。そんな風景を撮っていきたい。映画を通して村はこんなに素敵だとスポットを当てられる。それが地元の人たちの誇りになる」
 先月の毎日21世紀フォーラムは、映画監督の河瀨直美さんでした。映画作りへの気概を語った後、今後について「残したい感情を映画で作りたい」と。
 「沖縄は、琉球の文化などの資料が焼けてしまって残っていない。まだ戦争も終わっていない。アイヌは日本と呼べない文化。それを和人が一辺倒にしてしまった」
 とも話し、沖縄やアイヌに興味を寄せていることを明かしました。さらには、
 「世界で劇場よりも配信映画の方が視聴者が多くなっている。予算も3倍ほど出る。全世界に一斉に配信される。挑戦していきたい」

 東京五輪の公式記録映画を撮影された河瀨さんに、
 「贈収賄事件で大会組織委員会から逮捕者まで出たことについて、その暗部を河瀨さんが映像にする気はないか」と質問用紙で質問しました。司会の方がそれを少し丸い表現で尋ねると、河瀨さん、それまでのはきはきした受け答えではなく口をもごもごさせた様子で、私の記憶の範囲では、
 「(自分の)子供に影響が及ばないところまで時間がたったら」
 という風に答えられました。利権、金権を巡り相当な根深さがあるんでしょう。

 講演開始直前の5分前に会場に入ってこられた河瀨さん。私のテーブルのすぐ横を通られた際、「背の高い人だな」と感じました。テレビでの印象では小柄な方だと思っていただけにその存在感に驚きました。講演で「高校時代はバスケットボール部のキャプテンで、国体にも出場した」と聞き、納得。このパワーが「世界の河瀨」の源と勝手に思い込みました。

 それにしても講演を聴きに行く前に、東京五輪の記録映画を観に行っておこうとは考えたのですが、SIDE:AとSIDE:B で4時間にもわたる長編。見逃しました。先に観といたらよかったと、後悔大です。

 河瀨さんには数々のパワハラ疑惑があります。そこのところはこの講演だけではよく分かりませんでした。

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アジア図書館に行きました。本整理のご協力を

2022年09月18日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 阪急・淡路駅前に移転したアジア図書館の整理のお手伝いに昨日行ってきました。毎日、ボランティアの方がいらっしゃっていて、また事務局長の坂口勝春さんの懸命の働きで、少しずつ整理ができてきています。事務所や語学教室の部屋(写真下)は一応整いました。

 

 これからは山積みになっている本(冒頭写真)を本棚に配架していく作業が中心になります。

 まだまだ仕事はたいそうあります。半日でもお手伝いに来ていただける方は、ぜひお越しください。そしてアジア図書館の会員にもなってください。新図書館の家賃は旧図書館よりも高く、財政基盤の強化も求められています。賛助会員の年会費は3000円(入会金2000円)です。ぜひともよろしくお願いします。

 大阪市東淀川区淡路4-3-15 アイゼンビル2階
 阪急淡路駅西口左に向かってすぐです
 電話 06-6321-1839
 HP https://asian-library-osaka.org/
 
 お手伝い、会員希望の方は直接お尋ねください。司元にご連絡いただいてもかまいません。よろしくお願いします。

 これから先は宣伝です。
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毎日21世紀フォーラム 澤田瞳子さん

2022年08月03日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 毎日21世紀フォーラムの7月例会は直木賞作家の澤田瞳子さんでした。古代史小説を主に書き始めた理由から直木賞を受賞した時の話、自らの著作と多岐に及びました。

 奈良明日香の高松塚古墳の発見が古代史ブームの頂点、そこからしぼんできている。作家の母から「古代史小説は売れないから止めとき」と言われた。しかし、読者数が少ないからだれも手を付けていない。そこを総どりしようと思った。

 直木賞の候補になると、「受賞したてい」でマスコミから取材が入る。地元のK新聞は受賞コメントまで求めてきた。今回の受賞のコメント、7年前のが新聞社に残っていたが、さすがに差し替えてもらった。

 その直木賞受賞作の「星落ちて、なお」。せっかく澤田さんの講演を聴きに行くのだからと、予習していきました。江戸末期から明治にかけて「画鬼」とまで称され活躍した河鍋暁斎の、娘で同じく日本画家の河鍋暁翠 の生涯を追います。天才の父、はたまたその父を追いながらも達せずに早世した兄の才能にさえ及ばない暁翠の苦悩とそれでもひたむきに絵筆にかける情熱を描いています。講演で「英雄ではなく普通の人の生きた人生を小説にしたかった」と。どうりで、320ページの作中、父や兄を羨んだり憎んだりはたまたそれでも父兄への思慕を繰り返す感情の変転が堂々巡りのように何度も何度も、スピードを上げながら繰り返されます。そここそが澤田さんの描きたかったことなのでしょう。

 質問用紙で
 1、関西文壇の交流
 2、額田王の「あかねさす」の歌は元夫の大海人皇子との恋の駆け引きの歌なのか、 それとも宴会の席のざれ歌なのか
 3、ノンフィクションを超えフィクションに至る「創作力」をつける手立ては
 の三つを質問。1、2は司会の方に選んでもらって答えてもらえました。しかし一番知りたかった3は質問さえしてもらえなかったのは、どういうことなんでしょう。

 それにしても、この日の料理はおいしかった。毎日21世紀フォーラムは市内の有名ホテルを持ち回りのように使っています。今はコロナで黙食ですが、食事をいただきながら丸テーブルで相席になった方々と会話を交わす異業種交流会でもあります。その食事、それぞれのホテルが趣向を凝らしています。この日は格別。いちじくソースのトウモロコシ豆腐、海老の煮物が添えられたおかき風の揚げ饅頭はモロヘイヤのソースがかけれれていました。これまで参加した中でも特段においしかった。ホテルグランヴィア大阪さん素晴らしい。

 写真右が澤田さん。

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装飾造花、ギフト造花から菊、百合、樒(シキビ、しきみ)、榊(サカキ)など仏花、神様用造花まで扱っています。
 (有)ニューホンコン造花・営業本部  〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
 TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187  ホームページ http://nhkf.jp  E-mail info@nhkf.jp
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飛鳥の猿、元は鬼

2022年07月29日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 先日の飛鳥史学文学講座7月講は関西大学文学部非常勤講師の今尾文昭さんが「飛鳥猿石の誕生と変遷」と題し講演、「奈良明日香村に残る石造物猿石は鬼から猿になった」とその縁起を紹介しました。

 現在、猿石は同村内の吉備姫王墓のそばに4体置かれていてその様相から「猿石」と呼ばれています。下の写真は一般社団法人 飛鳥観光協会 のウエッブサイトから拝借しました。

 

 そのいわれは、はっきりしていません。12世紀前半ごろに成立したとされる今昔物語には、梅山古墳に立つ「石の鬼形共」として登場。1681年の林宗甫「大和名所記」にはそのすぐそばの鬼頭田の土中に埋もれた炎王の頭、法師の頭があると記述。梅山古墳から転げ落ちて石造物の半身が埋もれていたようです。さらに1697年の「犬養徳国山稜記録」にも土に埋まる「鬼の首」とされています。
 この当時は鬼の雪隠、鬼のまな板がそばにあり、その鬼こそがこの石造物だとも思われていたそうです。

 しかし、1764-80年の植村禹言 「広大和名勝志」では梅山古墳に再び置かれ、「堀出しの山王権現」として伝承されていたと記述。つまりは、石造は田から掘り出された上、山王権現の垂迹と結び付けられ、山王権現が日吉神社の別称でその使いが猿であることから、当時すでに地元では石像が「鬼」から「猿」に変わっていたことを示しています。
 それ以降は「猿」「御猿石」「庚申(かのえさる)」などとして登場。19世紀半ばにはその猿石が掘り出された10月5日に祭が行われていたことを示す記録も出てきます。完全に鬼から猿に変わりました。 

 そして明治維新期以降、梅山古墳が欽明陵墓として治定されたことから、陵墓の聖域化を図るため猿石は陵墓外の 現在地に移転させられます。そんな風に梅山古墳から転げ落ちて田に埋まり、一度掘り出された末に陵墓外に置かれた猿石ですが、さらに変遷が。終戦直後、GHQが奪いに来るのではとの風聞から、半分くらいを再度埋められた時期もあったと。はたまた、その山王権現のお祭りは今でも毎年行われているそうです。曰く因縁が続きます。

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大阪人権博物館二つの人権展7、8月開催

2022年07月18日 20時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 大阪人権博物館などが7、8月に二つの人権展を大阪で開きます。7月は「水平社100年の歴史・ハンセン病問題」。8月は「ともに考えよう!部落問題の歴史と今」です。今年は被差別部落の解放運動を進めた水平社が創立されて100年です。どちらもその100年の歴史を振り返っています。

 「水平社100年の歴史・ハンセン病問題」
 7月22日(金)から27日(水)
 エル・おおさか9階ギャラリー(地下鉄天満橋駅西約300m)
 ギャラリートーク
 「全国水平社の思想と運動」7/23(土)14時~15時半
 「日本のハンセン病対策と患者運動」7/24(日)14時~15時半
 入場無料
 主催 大阪人権博物館

 「ともに考えよう!部落問題の歴史と今」
 8月5日(金)~12日(金)
 HRCビル5階ホール(港区波除4-1-37、JR環状線弁天町駅北東600m)
 入場無料
 主催 はじめての移動人権展実行委員会 

 

 問い合わせはどちらも同博物館(06-4301-7783)へ。

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ひょうたんやさん

2022年07月17日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは

 昨年末、お得意先様からご著書をいただきました。大分でひょうたんづくりに励んでいらっしゃる溝口ひょうたん本舗会長溝口栄治さんの半生記です。
前文にはこう書かれています。「地元商工会に参画、経営研究会を創出し若手経営者を結集。県や時の首相まで巻き込み、学者の唱えた『内発的地域振興策』を『ムラおこし』に昇華させ、一村一品運動とコラボし、『地方の時代のトップランナー』として全国を席捲」。
 これだけでも読みごたえがありますが、本業のひょうたんづくりへの取り組みも見逃せません。国産の天然ひょうたんを使って、種抜き、乾燥などの処理から加工まで一貫して量産しているのは国内ではもうひょうたんやさんだけになっています。その伝統工芸への真摯な姿勢はものづくりに関わる方だけでなく後塵を拝する者にとって手本になります。
 一読をお薦めします。但し非売品です。ご興味お持ちの方は司元までご連絡ください。

 下はご著書を贈ってくださった溝口さんへのお礼状です。長文です。よければご覧ください。昨年末に送ったのを少し変えています。あしからず。

 拝啓 師走の候、ますますご清祥のことと存じます。
 この度は奥様に、溝口様のご著書を贈っていただきありがとうございます。
早速拝読させていただきました。「ムラおこし」が、溝口様の提唱されたこと、そしてそれを先頭を切ってご実践されていたことを初めて知りました。驚くばかりです。何十年も前からお取引きいただいているのに、存ぜず恐縮します。そして敬服いたします。
 私の住む大阪生野は町工場の集まるものづくりの町です。20年ほど前、その生野の町工場は、中国からの廉価品に押されて疲弊していました。当社の造花も中国からの輸入品でもあるのですが。その生野を再び活気あるものづくりの町に戻そうと、地元の異業種交流会の中で奔走した時期がありました。ものづくりにデザインを取り入れて世界ブランドを作っているイタリア・ミラノをお手本に、「生野を日本のミラノに」と取り組みました。町工場の技術を結集しデザイン性にあふれた自転車を作り、ミラノの国際見本市にも出展しました。しかし、本当にうまくいき、今につながっているかというとそうでもありません。もしその時期に溝口様のご教授を受けていたら、また違った方向に進んでいたでしょう。
 溝口様と同じように、私も三代目として家業を継ぎました。育ててくれた父親を手伝いたいとの気持ちからでした。ご著書を拝見しますと、溝口様は家業に戻られた時から、「地域がよくなる」、「ヒョウタンの高品質化」と大志をもってお仕事に取り組まれていたご様子。当時、そんな志を教えていただいていたら、今のニューホンコン造花も全く違った成長を遂げていたかもしれません。
 亡き父から、安心院のU様とのお取引は溝口様のご紹介だと聞いていました。U様との親密な御関係も伺い知れ、その経緯に納得しました。また、うちの造花をお使いいただいている切子灯籠の技法や現状もわかりました。
 なにより、現社長の娘さんに口伝されている「人にだまされてもだましてはいけない」、「自分の会社だけがよくなるのでなく地域がよくなるように」などの溝口様の実践から生まれたお言葉は、心にしみてきます。私がまだまだできていないことです。今年61歳になり、経営をそろそろ次代に渡す時期になってきました。経営者としては残り少ない期間ですが、この二つの言葉を刻んで仕事に取り組みたいと思います。
 ご著書を贈っていただき、本当にありがとうございます。勝手ですが、これまでの長年のお取引きでの関係にもまして、このご著書で溝口様とお近づきさせてもらえた気分です。ありがとうございます。奥様にもこの感謝の気持ちをよろしくお伝えください。
 年末に向かうにつれ寒さも増してきます。皆様方に置かれましては、お体ご自愛いただきますように。
                               敬具
 二〇二一年一二月六日

溝口栄治様

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東野圭吾「あの頃ぼくらはアホでした」の母校東生中

2022年07月15日 14時46分18秒 | 本・セミナー
 みなさん こんにちは
 
 超人気小説家の東野圭吾さんが、小中高大学生時代の思い出を綴ったエッセイ「あの頃ぼくらはアホでした」を読みました。ご存じの方も多いと思いますが、東野さんは大阪市立小路小学校、同東生野中学のご出身です。小学校は違いますが、中学は私と同じで、東野さんが3年先輩です。ちょうど東野さんが卒業された年に私が入学した格好です。

 エッセイの中で東生野中学はH中学として登場。「ワルの巣窟、悪名とどろくオソロシイ学校で学級委員をやっていた”命がけ”の中学時代」と表現しています。私の中三の時に担任だった体育の多々見先生もT先生として登場します。

 ワルの巣窟のH中学で衝撃的な事件が起きます。クラス対抗球技大会のバスケットボール、ワル達はここぞとばかりに暴れだします。コートでするのはバスケットボールでなく喧嘩です。挙句に一人が隠し持ったドライバーで相手チームの選手の太ももを突き刺します。みるみる白いトレパンに血が滲みます。もちろん試合はこれで終了。けがをした生徒は病院へ。
 この試合の審判をしていたのが新今里一北町会長のAさんです。Aさんは私と同じく地元育ちで私より3つ上。つまり東野さんと東生野中学で同級生でした。背が高くバスケットボール部員。当時の様子を尋ねると、「試合前から荒れるのはわかっていて、コートのあちこちで小競り合いがあった。すべて流した。ドライバーの件は覚えていない」と。いくらバスケットボール部員で審判をしていたとしても、ワルたちが同級生のAさんの言うことを聞く訳がありません。ここは流すしかなかったんでしょう。Aさんもこの本を読んでいて、「エッセイは少しもって書いている。学校が無茶苦茶荒れているというほどではなかった。やんちゃな生徒はたくさんいたけれど」と。

 3年後輩の私の時代にもこの雰囲気は少し残っていました。この私でさえ、お昼に学校を抜け出しお好み焼きを食べに行って、そのまま授業をさぼって家に帰ったりしました。それでもAさんが言うようにやんちゃな子が多かったという具合です。素晴らしい先生も多く、ワルも真面目も何となく仲良くやっていました。それにしても3年下の私たちの時代には球技大会はありませんでした。これを機に無くなったんでしょうね。

 東野さんは1958年生まれです。私より二つ先輩。ただエッセイを読んでいるとどうも三つ上のよう。ネットで調べてみると2月の早生まれで、学年は三つ上だと判明。納得できました。
  
 これは、小説家の東野さんが書いたエッセイです。Aさんが言うように少しもったフィクションも加わっているでしょう。さらには50年も前の話。今の東生野中学とは全く違います。我が母校への誤解がありませんように。

 ちなみに、東生野中学からは男子バレーボールのオリンピック金メダリスト、関西大学理事長、上場企業の社長、大阪市区長、名古屋大教授、ドイツ文学者、日本アイ・ビー・エム社員、えびす顔の造花卸売問屋元社長などそうそうたるメンバーを輩出しています。 このメンバーの後ろ三人は新今里一北町会の面々です。選考に偏りがあってすみません。 

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