吉村誠司さんから新潟・塩谷地区のレポートが再び届きました。
転載します。
長文ですが、司元の話とは比べようもありません。
できればお読みください。
●塩谷地区の4時間半の一時帰宅を終えて
ようやく一時帰宅できた方々の表情は、
すこし穏やかになった感じだ。しかし、余震で崩れた
家もあり、この先の雪を思うと、本当に大変だ。
共通して言えることは、「腰や身体が痛い・・」
「疲れた身体を少し休めませんか?」と湯沢温泉の日帰り
企画を急遽作ったら、40人も参加していただいた。
湯沢温泉旅館組合の協力で、今回は駅近くの「イナモト」ホテル
さんだ。迎えのマイクロバス2台の1台は、ホテルスポーリア湯沢の
方で、先日、塩谷へのボランティアにも参加していただいた方だった。
ヘルメット姿から、ネクタイに戻った姿で最初分からなかったが、
あの日、共に汗を流した顔は覚えていた。
「湯沢では、ちょうど夕食の最終準備をしていた時間で、その後の
停電で宴会や宿泊についても朝まで対応が大変だった・・・
その後、キャンセルが9割半になってしまい、辛い時期です。
しかし、小千谷市、塩谷地区に入ってみて、本当に辛い現状を見て
やれることはしたいです!!」と言ってくれた。
是非、新幹線で行ける、この湯沢温泉もご利用してほしいと思う。
●ヘリの爆音の中へ
地震直後に「とにかく集まれ!」と地区の一角に集結したまま
自衛隊のヘリコプターに乗せられたという方に話を聴いた。
「これからの話と思ってなんも持たずに行ったままだったので、
お金も免許証も着替えも無しで・・・本当の着の身、着のままだった」
だから、夕方までに出ないといけない時間の中で、みんな動き続けた。
貴重品出し、お米運び、生き残った錦鯉救出、雪囲い、車の雪用タイヤ換え作業、
短時間で終わるはずが無い。
「畑の野菜を収穫したい・・・」
山を見ながら、水と土を大切にしながら生活していた方々は、
自分の土の味を知っている。
そして、心を込めて作った米や野菜を家族のように、
思っている。
温泉に浸かりつつ、立教大学から来た3人の学生たちは、
その夜の避難所までマッサージ隊としてがんばってくれた。
マッサージをしながら、いろんな話が聴ける。
「吉村さん、何をすればいいですか?」と最初聴いてきた学生に
「今日は、一番近くで話を聴くことができるから、自分で次を
見つけてくださいね。私が、被災地に入るときは、いつも指導してくれる
ボランティアはいないよ・・」
夜、避難所に溶け込んで、お酒を勧められている学生達の顔は、
今朝の緊張顔は無くなっていた。しかし、今までいろんな被災地に行ったが、
日本酒を良く飲んでいる方々多いのは、やはり米どころ、酒どころだからか?
もし、救援物資を考えている方がいれば、日本全国の地酒を送ってほしいものだ。
朝、2から3度まで冷え込む中で、寝酒は欠かせないようだ。
(クロネコヤマト 新潟県 小千谷支店止め 吉村宛で届きます 090-9386-9879)
これからの悩みは、仮設住宅が出来て行く中で、もう1度は塩谷地区へ戻って、
荷物を運び出すお手伝いをしてほしいと頼まれた。引越しボランティアだ。
しかし、いつ戻れるか分からない。仮設住宅も、1300世帯以上の希望があるが、
まず800戸しか出来ないという。
今は、置き場所が無いので、沢山は持って来れなかったのだ。
先日、国会議員が来たので、コンテナや倉庫などのストックヤードを労働組合などに
協力要請して、早めに確保してほしいとお願いしたが、何も答えが帰ってこない。
湯沢を後にしたとき、谷川岳はもう雪化粧をしていた。
●本日11月17日17時から、関東地区のフジテレビのローカルニュースに。
私が塩谷地区で撮影したビデオ画像とコメントが「スーパーニュース」中で
使われるそうです。倒壊家屋の様子や作業状況が分かります。
先ほどフジテレビより連絡があり、関東地区のみだそうですので、
間に合う方は、どうぞご覧ください。
吉村さんからの報告はここまでです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
毎日新聞大阪社会事業団(大代表06-6345-1551)は
「台風23号救援金」
「新潟中越地震救援金」
を募っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。
転載します。
長文ですが、司元の話とは比べようもありません。
できればお読みください。
●塩谷地区の4時間半の一時帰宅を終えて
ようやく一時帰宅できた方々の表情は、
すこし穏やかになった感じだ。しかし、余震で崩れた
家もあり、この先の雪を思うと、本当に大変だ。
共通して言えることは、「腰や身体が痛い・・」
「疲れた身体を少し休めませんか?」と湯沢温泉の日帰り
企画を急遽作ったら、40人も参加していただいた。
湯沢温泉旅館組合の協力で、今回は駅近くの「イナモト」ホテル
さんだ。迎えのマイクロバス2台の1台は、ホテルスポーリア湯沢の
方で、先日、塩谷へのボランティアにも参加していただいた方だった。
ヘルメット姿から、ネクタイに戻った姿で最初分からなかったが、
あの日、共に汗を流した顔は覚えていた。
「湯沢では、ちょうど夕食の最終準備をしていた時間で、その後の
停電で宴会や宿泊についても朝まで対応が大変だった・・・
その後、キャンセルが9割半になってしまい、辛い時期です。
しかし、小千谷市、塩谷地区に入ってみて、本当に辛い現状を見て
やれることはしたいです!!」と言ってくれた。
是非、新幹線で行ける、この湯沢温泉もご利用してほしいと思う。
●ヘリの爆音の中へ
地震直後に「とにかく集まれ!」と地区の一角に集結したまま
自衛隊のヘリコプターに乗せられたという方に話を聴いた。
「これからの話と思ってなんも持たずに行ったままだったので、
お金も免許証も着替えも無しで・・・本当の着の身、着のままだった」
だから、夕方までに出ないといけない時間の中で、みんな動き続けた。
貴重品出し、お米運び、生き残った錦鯉救出、雪囲い、車の雪用タイヤ換え作業、
短時間で終わるはずが無い。
「畑の野菜を収穫したい・・・」
山を見ながら、水と土を大切にしながら生活していた方々は、
自分の土の味を知っている。
そして、心を込めて作った米や野菜を家族のように、
思っている。
温泉に浸かりつつ、立教大学から来た3人の学生たちは、
その夜の避難所までマッサージ隊としてがんばってくれた。
マッサージをしながら、いろんな話が聴ける。
「吉村さん、何をすればいいですか?」と最初聴いてきた学生に
「今日は、一番近くで話を聴くことができるから、自分で次を
見つけてくださいね。私が、被災地に入るときは、いつも指導してくれる
ボランティアはいないよ・・」
夜、避難所に溶け込んで、お酒を勧められている学生達の顔は、
今朝の緊張顔は無くなっていた。しかし、今までいろんな被災地に行ったが、
日本酒を良く飲んでいる方々多いのは、やはり米どころ、酒どころだからか?
もし、救援物資を考えている方がいれば、日本全国の地酒を送ってほしいものだ。
朝、2から3度まで冷え込む中で、寝酒は欠かせないようだ。
(クロネコヤマト 新潟県 小千谷支店止め 吉村宛で届きます 090-9386-9879)
これからの悩みは、仮設住宅が出来て行く中で、もう1度は塩谷地区へ戻って、
荷物を運び出すお手伝いをしてほしいと頼まれた。引越しボランティアだ。
しかし、いつ戻れるか分からない。仮設住宅も、1300世帯以上の希望があるが、
まず800戸しか出来ないという。
今は、置き場所が無いので、沢山は持って来れなかったのだ。
先日、国会議員が来たので、コンテナや倉庫などのストックヤードを労働組合などに
協力要請して、早めに確保してほしいとお願いしたが、何も答えが帰ってこない。
湯沢を後にしたとき、谷川岳はもう雪化粧をしていた。
●本日11月17日17時から、関東地区のフジテレビのローカルニュースに。
私が塩谷地区で撮影したビデオ画像とコメントが「スーパーニュース」中で
使われるそうです。倒壊家屋の様子や作業状況が分かります。
先ほどフジテレビより連絡があり、関東地区のみだそうですので、
間に合う方は、どうぞご覧ください。
吉村さんからの報告はここまでです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
毎日新聞大阪社会事業団(大代表06-6345-1551)は
「台風23号救援金」
「新潟中越地震救援金」
を募っています。
最後までお読み頂きありがとうございました。