えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

韓国から

2004年11月24日 21時51分38秒 | コリア
プロローグ
大阪生野は住民のうち四人にひとりが在日韓国・朝鮮人の方です。
国籍がどうあれ、ご本人が朝鮮民族だと思われている方は朝鮮民族の方です。
その段で言う日本に帰化された方、登録はされていなくとも相当にわたり滞在されている方を含めると、割合は到底四分の一では留まりません。
大阪商工会議所東成・生野支部異業種交流会フォーラム・アイは朝鮮半島の方との交流を二年前から続けています。韓国語講座、研修旅行と。
昨秋、グループで初めてソウルを訪ねました。
私にとっても初めての訪韓、ずいぶん意気込んでいました。
今回は二度目です。その気負いは減り釜山には楽な気持ちで降り立ちました。
四日間の旅を四回にわたって記します。

11月20日
楽安邑城民俗村への景色は地方の高速道からの眺めとたがわなかった。
屋根や壁のけばい彩りを除いては。
30年前の中学生時代。
在日の友人が初めて故郷を訪ねた率直な気持ちを語ってくれた。
「古里の田舎はまだ貧しい」
その彼の顔が遠景の車窓に重なった。

夕餉の民俗村。
かまどのほこらで童子が佇む。空に半月。
炎は空の茜のように群青に消えていくのだろうか。
40年前、母方の里では祖母がかまどで飯を炊いていた。
童子が幼い私と重なる。
今だ半月 既に半月
コメント
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