東中川小学校の後輩に伝えたかったのは「希望の実現」

　今日、母校、大阪市立東中川小学校の5、6年生約１００人に仕事についてのお話をしてきました。3つのお話をしました。

　1、ホンコンから造花を輸入しているからニューホンコン造花っていうの。
　2、自由に貿易を進めると世界のみんなが豊かになるけれど、
　　困ることも少しあって、折り合いをつけて貿易をしている。
　3、なんで仕事するの
　　それは「あなた方の体の中に既に宿っている昔の人たちの希望を実現する」
　　ため。　　
　　そして、その希望の実現は過去の人から見たらドラえもんのように力を
　　持っているあなた方にとってそんなに難しいことでもない。
　　どうか、昔の人たちの希望を実現するためによろしくお願いします。

　拙著を出してから、セミナーでお話しする機会も多いのですが、今回はこれまで以上に緊張しました。特に３番を子どもたちにどう伝えるかで悩み、昨夜は夜中に起きて夜が白む頃まで寝られませんでした。子どもたちに、想いを伝えられるうれしさもありました。それこそ小学生の頃、遠足の前の晩うれしさと、雨になら無いかの不安で眠られなかったような気持ちです。

　３０分ほどの話の後、質問がいっぱいでました。20ぐらいの質問に答えても時間が無くて、途中で質問を打ち切りました。
　子どもらの質問は、

　問　どうして昔の人の希望を実現しないといけないのですか。
　答　実現しないといけないでなく、実現するように仕組まれている。
　　　５０年生きてきて分かったのはここまでで。
　　　ではなぜそう仕組まれているかと尋ねられたら分かりません。
　　　もし、あなたが分かったらぜひ教えてください。

　問　どんな希望を持っていますか
　答　世界が平和になるように。
　　　私たちは昔の人たちの希望をいっぱいかなえてきました。
　　　たとえば、空も飛べるようになった。月にも行けるようになった。
　　　でも、ずっと昔から望んできた、戦争をしないとか、人を殺さない
　　　とかはまだ達成できていません。
　　　あなた方の力でぜひとも実現して欲しい。よろしくお願いします。
　
　などなどたいへんストレートな質問でした。こちらもストレートに答えました。

　家に帰って、私と同じく東中川小学校の卒業生で、この６年生が４年生の頃に教育実習でほんの少し教えた娘に話すと、
　「質問が出るのは子どもらがよう聞いていてくれたからやん」
　と言ってくれました。ホッとしました。

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