約150年前、アメリカ・ペリー提督は黒船(軍艦)を率いて来日し開国を要求。艦隊を江戸(東京)湾に進め、不平等な日米和親条約を締結させました。
軍艦を派遣して相手国を威嚇、自国有利に外交交渉を進めるのが砲艦外交です。この砲艦外交に懲りた日本は、列強に追いつけ追い越せと富国強兵への道を進んでいきました。
北朝鮮による韓国・延坪島砲撃を受け、アメリカ軍は横須賀港を事実上の母港にする原子力空母ジョージ・ワシントンを黄海に派遣し今日から米韓合同軍事演習を始めました。北朝鮮からの攻撃への対抗で、ペリー提督の砲艦外交とは違う意味合いを持ちますが、私には原子力空母が黒船とダブって映ります。そして、その「黒船」に懲りているはずなのに心強く思ってしまうのです。
一方、亡くなられた韓国軍兵士の告別式、上官は弔辞で「われわれの愛する兵士を殺したことを後悔するよう、(北朝鮮に)100倍、1000倍にして返す」と語り掛けたそうです。このまま緊張が続けば暴力の連鎖がらせん状に拡大していきます。「黒船」は決してその緊張をほぐしてはくれないのですが。
朝鮮民族の方々が韓国、北朝鮮と南北に分断され政治的軍事的に対立し、お互いの血まで流し合う。この状況に至った経緯に、日本は無垢ではいられないと思っています。その日本はどうすべきなのか?
延坪島砲撃に向かい、思うことを書き留めました。
軍艦を派遣して相手国を威嚇、自国有利に外交交渉を進めるのが砲艦外交です。この砲艦外交に懲りた日本は、列強に追いつけ追い越せと富国強兵への道を進んでいきました。
北朝鮮による韓国・延坪島砲撃を受け、アメリカ軍は横須賀港を事実上の母港にする原子力空母ジョージ・ワシントンを黄海に派遣し今日から米韓合同軍事演習を始めました。北朝鮮からの攻撃への対抗で、ペリー提督の砲艦外交とは違う意味合いを持ちますが、私には原子力空母が黒船とダブって映ります。そして、その「黒船」に懲りているはずなのに心強く思ってしまうのです。
一方、亡くなられた韓国軍兵士の告別式、上官は弔辞で「われわれの愛する兵士を殺したことを後悔するよう、(北朝鮮に)100倍、1000倍にして返す」と語り掛けたそうです。このまま緊張が続けば暴力の連鎖がらせん状に拡大していきます。「黒船」は決してその緊張をほぐしてはくれないのですが。
朝鮮民族の方々が韓国、北朝鮮と南北に分断され政治的軍事的に対立し、お互いの血まで流し合う。この状況に至った経緯に、日本は無垢ではいられないと思っています。その日本はどうすべきなのか?
延坪島砲撃に向かい、思うことを書き留めました。