えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

夢を超えた友

2014年06月20日 14時46分18秒 | ドンキホーテ
 東北のみなさん こんにちは

 友「お前が敷いたレールの上を走ってきたみたいなもんやから。お前のおかげゆうたら、おかげや」

 関西大学で一緒に国際法を学んだ友が、7月に時事通信社の外信部長になると言うので、6月の関東出張の際にお昼を一緒に食べた。

 当時、関西大学の国際法・竹本正幸ゼミには国際社会の平和に貢献したいと望む若者が何人もいた。彼も私もその一人。私はジャーナリストになり国際社会の中の人権侵害、戦争の実態を世界の人々に知ってもらうことで、彼は国際組織の職員となり直接それらに関わることで、世界の平穏に寄与しようと目指していた。

 一足早く私が毎日新聞に入社。彼は時を同じくして数十倍の留学奨学金試験に合格、ハワイ大学大学院に進学した。たった一年でハワイ大学の修士号を取って帰ってきた彼は、私の『活躍?』に触発され、夢を国際組織の職員からジャーナリストに変えた。そして難関の時事通信社の就職試験にも合格。ジャーナリストへの道を歩みだした。そして私、その数年後に毎日新聞を退社。家業を継いだ。

 私「あの(学生の)頃、海外特派員になって世界を飛び回るんは夢やったよな。それをたばねる外信部長なんて夢のまた夢やん。お前、もしかしてそこまで考えてた」
 友「いや」

 彼は夢を飛び越えてしまった。

 彼が私のことを気遣ってくれたのに誘われて、「おれ、今とっても幸せやけど、お前のことうらやましいわ」と、喉の先まで出かかったけれど、言わなかった。そのお昼は 彼がおごってくれたのに甘えた。

 おめでとう外信部長。そしてその能力と努力に最大の敬意を表します。

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コメント (2)
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