これが私の生きる道

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毛皮族「女と報酬」

2012年04月15日 20時55分33秒 | 演劇
毛皮族の軽演劇の最終シリーズが先週から開始され
本日、Z公演「女と報酬」を観に行きました。
アルファベット順で「Z」は最後だし
町田マリーさんが主役でクレジットされていて
ショートケーキのいちごを最後に食べるタイプの自分としては
本当は最終日に観たかった公演ですが
その日はSalyuのツアー最終日と重なってしまい
泣く泣くこんな早いタイミングで行くことになりました。

前回までこのシリーズを行っていたリアルモア地下っていうところが
閉館してしまい、今回ははじめて訪れる劇場です。
JRの最寄駅は水道橋ですが定期区間が飯田橋までしかないので
そこからテクテク歩いていきました。
行きの総武線では東京ドームで行われる東方神起のファンが
メンバーの写真入りの大きなバックをぶら下げていました。

で地図を参考に劇場に向かいましたが
これが普通の住宅街で、毛皮族ののぼりがなかったら
絶対に通り過ぎるような場所です。
すぐ裏には高級そうなマンションはあるし
夜遅くまで効果音とか流していて大丈夫なのか心配になりました。

中もそれはそれはせまくて
いくら痩せていても隣の人と腕がぶつからないのは不可能で
段差も少ないので足の置き場にも困るし
デブで身体の固い人は来るなよ、って言われているみたいです。
肌寒かったのでコートを着ていきましたが
それを脱ぐこともできないほどでした。

そんな状態なのでつまらなかったら苦痛だと心配していましたが
それは杞憂に終わりました。
舞台もせまいので大がかりな演出はできないし
上演時間も1時間弱ですが
毛皮族のエッセンスみたいのが凝縮されている気がしました。
(とはいってもまだ数公演しかみていないのですが)

例によってあらすじは最後までよく分からないんですけど
その瞬間瞬間を楽しめばいいや、と思っていつも観ています。
エログロナンセンスでいうとナンセンスの色合いが一番強いのかなぁ、
こういう笑いが好きな人と嫌いな人にはっきり分かれるんですかね、
他の人に勧めるのが難しい劇団です。
Z公演は今日が初日で
おそらく最終日にはかなり変わってくる部分もあると思いますが
今日のでも十分面白かったです。

あと劇団員が勢揃いしていたのも大きかったのかなぁ、
自分が知っている劇団の中では
団員の人すべてキャラ立ちしているところって
毛皮族しかないって思うんですよね。
羽鳥さんとか実はすごい美形だし
(今回はシスター役で、しかも背中側の服がやぶれて全編下着姿)
みんな他の劇団に行ったら看板女優になれそうな人ばかりです。

そして何よりマリーさんがいいです。
去年から客演の舞台も拝見しましたが
水を得た魚というかやっぱり毛皮族の舞台上での姿が
一番輝いて見えました。
今回は1時間ずっと出ずっぱりでセリフも多く
マリーさんの声が好きな自分としては何とも贅沢な時間を過ごせました。

終演後はスタンプカード(1公演1個のスタンプで4個集めると、1回無料)に
スタンプを押してくれるのですけど
今日は柿丸さんとマリーさんがその担当で
出番が終わっていて疲れているだろうに
にっこり笑って渡してくれて
AKBの握手会の為にCDを何枚も買う人の気持ちが
よく分かりました。

そんなわけでウキウキした気持ちで帰路に着きましたが
帰りの総武線に、外れ馬券(東京ドームシティ内にウィンズがある)が
散乱していて、現実に引き戻されました。

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