よく行く映画館の会員カードの期限が7月に迫り
それまでに観に行かないとポイントが消滅してしまうというマイナスな動機で
何を観に行くのか迷っていて
「外事警察」と「愛と誠」の二者択一まで絞り込み
尾野さんと真木よう子揃い踏みの「外事警察」に傾きかけましたが
WOWOWが製作に噛んでいるようで
どうせ1年かそこらで放送されそうなので
「愛と誠」を選びました。
映画館に邦画を観に行くこと自体、かなり稀で
記憶を辿っても思い出せないほどです。
今日は20日で、1000円の日だったので
平日とはいえ多少は混んでいるかと思ったら
20人弱しかいませんでした。
興行成績も評価も振るわないようですが
どうなんでしょう。
邦画を観に行かないから邦画ばかりの予告を見るのも新鮮でした。
エリカ様が出演している「ヘルター・スケルーター」は
どうせ話題だけが先行しているだけだろうとたかを括っていましたが
予告篇を見る限り、相当面白そうな感じがしました。
実際に整形しまくっているモデルさんが見たら
卒倒しそうな内容になりそうです。
他には不倫疑惑となった岡田君と宮崎あおいの作品や
高嶋政伸、内野聖陽のスキャンダラスコンビの「臨場」なども
内容そっちのけで上映まで楽しく過ごせました。
それと盗撮禁止のCMもいつも通り流れていましたが
あれって中途半端におちゃらけている気がするので
逆にもっとシリアスな内容にした方が
いいんじゃないかと改めて思いました。
で肝心な中身の感想ですが
予想よりも面白く観れました。
とりあえず出だしにアニメが入っていて
実写映画に挟むアニメというのが「キルビル」のオーレン石井の件にもありますが
個人的に好きな演出でこれは期待できるかなぁっとそこで思えました。
その後の乱闘シーンで
愛が喧嘩する誠を止めようとするところで
「(喧嘩を続けるなら)私の屍を超えていき・・・」
って途中で誠にすっとばされる所があるんですが
この「屍」ってセリフのところが面白いと思いました。
愛の勘違いぶりを面白いと感じれるか感じられないかで
相当評価が変わってくると思います。
劇中でも語られることですが、愛が絡んでくることによって
話がややこしくなったり、逆に誠の足をひっぱることになります。
また誠を援助することになりますが
自分は豪邸に住んでいて贅沢な生活をさせると思いきや
ボロアパートでチキンラーメンを食わせたり
抜けたところも笑えるポイントです。
愛はその最たるものですが
基本的には自意識過剰な人々の集まりで
よって己のアイデンティティを通そうとぶつかるので
話が簡単に進みません。
愛を演じたのが武井咲で、かなりのハマり役でした。
今までで一番可愛くみえて
結構笑いが分かっているようなすっとぼけた表情とか上手くて
幅がひろがった感じです。
思うに「Wの悲劇」でもそうでしたが
大仰な演技を求められる役柄をやらせるとすごくいいです。
演技力を求められる内容ではないし
作品の選び方が上手いと思います。
新垣結衣(の事務所)もこれだけ選び方が上手かったら
もっと大成していた感じがするんですが
「恋空」とか「もしドラ」とか主演しても
マイナスにしかならない映画に出ても仕方ないです。
他のキャストも概ね好感がもてて
誠役の妻夫木聡ははじめはどうかなぁと不安でしたが
後半は特に違和感なく見れました。
伊原剛志を高校生役に起用したのも強引で
というか高校生役はみんな30歳前後の人だったみたいです。
一番面白かったのがガム子という誠が通う高校のスケバンリーダーで
彼女が出ているシーンは間違いなく笑えました。
中盤中だるみするところもあり
このガム子がもしいなかったら
相当退屈したんじゃないかって思います。
高原由紀役の大野いとははじめて見ましたけど
雰囲気はありました。
ホリプロのバーターっぽいけど、なかなかいいと思ったし
でもセリフ回しがたまに役に合っていないと感じたことがあってそこは残念でした。
残念といえば愛の母親として一青さんも出演していましたが
最後のクレジットにあった通り、「特別出演」という感じは否めませんでした。
ジブリ作品で俳優を声優に起用するような感覚はありました、
やはり餅は餅屋というところでしょうか、
別に演技が下手とかそういう話ではなくて
逆にもっと大根っぽく演じた方がこの映画にはマッチしていたんじゃないのかなぁ。
その代わり、クライマックスで流れてきた「愛と誠のファンタジア」は
素晴らしかったですね、鳥肌立ちました。
劇中歌としてこれだけハマる曲も中々ないんでしょうか、
生で聴くのが待ち遠しい気分です。
そのラストも個人的にはすごく好きな終わり方です。
やっぱり結ばれそうで結ばれない方が
心にひっかかりやすいのでしょう。
しかしエンディング曲がかりゆし何とかというグループのパッとしない曲で
なんでこんなのを採用したのか理解に苦しみます、
これなら「Final Call」使ってくれてもいいのに~とここは相当マイナスです。
100点満点はつけられませんが
総じて満足感は高く、観に行ってよかったと思います。
この三池監督が「悪の教典」のメガホンをとるみたいですね、
こちらは原作からしてしっちゃかめっちゃかなんで
より過激な作品になりそうですね。
それまでに観に行かないとポイントが消滅してしまうというマイナスな動機で
何を観に行くのか迷っていて
「外事警察」と「愛と誠」の二者択一まで絞り込み
尾野さんと真木よう子揃い踏みの「外事警察」に傾きかけましたが
WOWOWが製作に噛んでいるようで
どうせ1年かそこらで放送されそうなので
「愛と誠」を選びました。
映画館に邦画を観に行くこと自体、かなり稀で
記憶を辿っても思い出せないほどです。
今日は20日で、1000円の日だったので
平日とはいえ多少は混んでいるかと思ったら
20人弱しかいませんでした。
興行成績も評価も振るわないようですが
どうなんでしょう。
邦画を観に行かないから邦画ばかりの予告を見るのも新鮮でした。
エリカ様が出演している「ヘルター・スケルーター」は
どうせ話題だけが先行しているだけだろうとたかを括っていましたが
予告篇を見る限り、相当面白そうな感じがしました。
実際に整形しまくっているモデルさんが見たら
卒倒しそうな内容になりそうです。
他には不倫疑惑となった岡田君と宮崎あおいの作品や
高嶋政伸、内野聖陽のスキャンダラスコンビの「臨場」なども
内容そっちのけで上映まで楽しく過ごせました。
それと盗撮禁止のCMもいつも通り流れていましたが
あれって中途半端におちゃらけている気がするので
逆にもっとシリアスな内容にした方が
いいんじゃないかと改めて思いました。
で肝心な中身の感想ですが
予想よりも面白く観れました。
とりあえず出だしにアニメが入っていて
実写映画に挟むアニメというのが「キルビル」のオーレン石井の件にもありますが
個人的に好きな演出でこれは期待できるかなぁっとそこで思えました。
その後の乱闘シーンで
愛が喧嘩する誠を止めようとするところで
「(喧嘩を続けるなら)私の屍を超えていき・・・」
って途中で誠にすっとばされる所があるんですが
この「屍」ってセリフのところが面白いと思いました。
愛の勘違いぶりを面白いと感じれるか感じられないかで
相当評価が変わってくると思います。
劇中でも語られることですが、愛が絡んでくることによって
話がややこしくなったり、逆に誠の足をひっぱることになります。
また誠を援助することになりますが
自分は豪邸に住んでいて贅沢な生活をさせると思いきや
ボロアパートでチキンラーメンを食わせたり
抜けたところも笑えるポイントです。
愛はその最たるものですが
基本的には自意識過剰な人々の集まりで
よって己のアイデンティティを通そうとぶつかるので
話が簡単に進みません。
愛を演じたのが武井咲で、かなりのハマり役でした。
今までで一番可愛くみえて
結構笑いが分かっているようなすっとぼけた表情とか上手くて
幅がひろがった感じです。
思うに「Wの悲劇」でもそうでしたが
大仰な演技を求められる役柄をやらせるとすごくいいです。
演技力を求められる内容ではないし
作品の選び方が上手いと思います。
新垣結衣(の事務所)もこれだけ選び方が上手かったら
もっと大成していた感じがするんですが
「恋空」とか「もしドラ」とか主演しても
マイナスにしかならない映画に出ても仕方ないです。
他のキャストも概ね好感がもてて
誠役の妻夫木聡ははじめはどうかなぁと不安でしたが
後半は特に違和感なく見れました。
伊原剛志を高校生役に起用したのも強引で
というか高校生役はみんな30歳前後の人だったみたいです。
一番面白かったのがガム子という誠が通う高校のスケバンリーダーで
彼女が出ているシーンは間違いなく笑えました。
中盤中だるみするところもあり
このガム子がもしいなかったら
相当退屈したんじゃないかって思います。
高原由紀役の大野いとははじめて見ましたけど
雰囲気はありました。
ホリプロのバーターっぽいけど、なかなかいいと思ったし
でもセリフ回しがたまに役に合っていないと感じたことがあってそこは残念でした。
残念といえば愛の母親として一青さんも出演していましたが
最後のクレジットにあった通り、「特別出演」という感じは否めませんでした。
ジブリ作品で俳優を声優に起用するような感覚はありました、
やはり餅は餅屋というところでしょうか、
別に演技が下手とかそういう話ではなくて
逆にもっと大根っぽく演じた方がこの映画にはマッチしていたんじゃないのかなぁ。
その代わり、クライマックスで流れてきた「愛と誠のファンタジア」は
素晴らしかったですね、鳥肌立ちました。
劇中歌としてこれだけハマる曲も中々ないんでしょうか、
生で聴くのが待ち遠しい気分です。
そのラストも個人的にはすごく好きな終わり方です。
やっぱり結ばれそうで結ばれない方が
心にひっかかりやすいのでしょう。
しかしエンディング曲がかりゆし何とかというグループのパッとしない曲で
なんでこんなのを採用したのか理解に苦しみます、
これなら「Final Call」使ってくれてもいいのに~とここは相当マイナスです。
100点満点はつけられませんが
総じて満足感は高く、観に行ってよかったと思います。
この三池監督が「悪の教典」のメガホンをとるみたいですね、
こちらは原作からしてしっちゃかめっちゃかなんで
より過激な作品になりそうですね。