紳士「おい、お前。お前だよ」
若者「はぁ~、なんすか」
紳士「外出自粛って言われているだろう、なに出歩いているんだ」
若者「別に禁止されているわけじゃないからいいでしょう、別に」
紳士「お前みたいな人間がいるから感染が止まらないんだよ」
若者「あの~俺、熱もないし、体調もいいし、感染してませんから」
紳士「感染していても症状が出ない人もたくさんいるんだよ、それでそいつらが出歩いてうつしているんだろ」
若者「絶対感染していませんから」
紳士「100%感染していないって言いきれるのか」
若者「してませんよ」
紳士「そうやって自分だけは大丈夫っていう根拠のない思い込みで、他の人にうつしてその人が死ぬかもしれないんだぞ」
若者「・・・・」
紳士「人の命が一番大事なのは分かるだろ、わかったら家に帰りなさい」
若者「わかりました、ところであなたは何で外に出ているんですか」
紳士「わたしはこれから仕事にいかなければならないんだよ、でも電車は危ないからこうやって車でね」
若者「そうしたらその車は自家用車ってことですか」
紳士「あぁ、普段は電車で通勤しているよ、それがなんだね」
若者「いや、さっき人の命が一番大事、って言いましたよね」
紳士「あぁ、当然のことだろう」
若者「その車を運転して人を殺してしまうことを考えたことはないんですか」
紳士「はぁ~、この30年無事故なんだ、するわけがないだろう」
若者「この先も絶対しないって100%言い切れますか」
紳士「絶対しないよ」
若者「そうやって自分だけは大丈夫っていう根拠のない思い込みで、実際に死亡事故を起こしている人がいるんですよ」
紳士「・・・・」
若者「人を殺す可能性のある車に、自分の私利私欲の為に乗っているっておかしくないですか」
紳士「車がなくなったら社会生活がやっていけないだろう」
若者「だから仕事で乗っているのは除いて、あなたみたいに自家用車で乗っているのは関係ないじゃないですか」
紳士「・・・・」
若者「人の命が一番大事なんですから分かってくれますよね」
次のニュースです。本日午前8時頃、大学生 君田裕次郎さん(19)が
会社員 飛水道重(52)の運転する自動車に轢かれて死亡しました。
二人は口論となり、飛水容疑者が犯行に及んだとのことです。
口論に至って経緯は分かっておりません。
若者「はぁ~、なんすか」
紳士「外出自粛って言われているだろう、なに出歩いているんだ」
若者「別に禁止されているわけじゃないからいいでしょう、別に」
紳士「お前みたいな人間がいるから感染が止まらないんだよ」
若者「あの~俺、熱もないし、体調もいいし、感染してませんから」
紳士「感染していても症状が出ない人もたくさんいるんだよ、それでそいつらが出歩いてうつしているんだろ」
若者「絶対感染していませんから」
紳士「100%感染していないって言いきれるのか」
若者「してませんよ」
紳士「そうやって自分だけは大丈夫っていう根拠のない思い込みで、他の人にうつしてその人が死ぬかもしれないんだぞ」
若者「・・・・」
紳士「人の命が一番大事なのは分かるだろ、わかったら家に帰りなさい」
若者「わかりました、ところであなたは何で外に出ているんですか」
紳士「わたしはこれから仕事にいかなければならないんだよ、でも電車は危ないからこうやって車でね」
若者「そうしたらその車は自家用車ってことですか」
紳士「あぁ、普段は電車で通勤しているよ、それがなんだね」
若者「いや、さっき人の命が一番大事、って言いましたよね」
紳士「あぁ、当然のことだろう」
若者「その車を運転して人を殺してしまうことを考えたことはないんですか」
紳士「はぁ~、この30年無事故なんだ、するわけがないだろう」
若者「この先も絶対しないって100%言い切れますか」
紳士「絶対しないよ」
若者「そうやって自分だけは大丈夫っていう根拠のない思い込みで、実際に死亡事故を起こしている人がいるんですよ」
紳士「・・・・」
若者「人を殺す可能性のある車に、自分の私利私欲の為に乗っているっておかしくないですか」
紳士「車がなくなったら社会生活がやっていけないだろう」
若者「だから仕事で乗っているのは除いて、あなたみたいに自家用車で乗っているのは関係ないじゃないですか」
紳士「・・・・」
若者「人の命が一番大事なんですから分かってくれますよね」
次のニュースです。本日午前8時頃、大学生 君田裕次郎さん(19)が
会社員 飛水道重(52)の運転する自動車に轢かれて死亡しました。
二人は口論となり、飛水容疑者が犯行に及んだとのことです。
口論に至って経緯は分かっておりません。